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【馬券データ分析】「前走着順」

こんにちは。キラリです。

今回は「前走着順」について、最新のデータ傾向と私の見解をご説明したうえで、私が実際に使用している競走馬の評価条件とその効果をご紹介します。


前走着順の考え方

評価条件の変更

私は以前、下で説明させていただく理由から「前走着順が4~9着の馬を高く評価」していたのですが

近年その傾向が変わってきたため、評価方法の見直しを行っています。

前走4~9着の馬を高評価していた理由

まず、私が「前走着順が4~9着の馬」を高く評価していた理由を説明します。

多くの人が目にしている、競馬新聞や競馬予想サイトの出馬表(馬柱)を見ると

競走馬ごとに直近5レース分の結果が記載されており、1~3位で入着したレースの蘭を、赤や青で着色して目立つように表示していることが普通です。

また、着順がもっとも大きく表示されています。

この、「目立つように色が塗られている」ということが非常にポイントで

上の出馬表を見ると、多くの人は無意識のうちに「色」に目がいってしまい

「たくさん色が塗られている馬が強い馬だ」と感じて、1~3着で入着した馬の馬券が買われやすくなっていき、オッズが下がりやすくなります。

しかし、実際は同じレースで3着だった馬と4着だった馬では、大きな実力差はないはずです。

つまり、前走1着~3着の馬は、4着以下の馬と比較して人気になりやすく、回収率が低いのではないかと予想できます。

一方で、前走で二桁着順だった馬というのは、字面を見ると1桁の数字よりも2桁の数字のほうが大きい(密度が高い)ため、より強調されて認識されやすくなっています。

結果として、前走着順が10着以下の馬は、大穴狙いの競馬ファンの方に、その実力以上に馬券が買われていき、回収率が低くなります。

実際に、数年前まではデータ上でもこの傾向が出ていたため、私は「前走着順が4~9着の馬」を高く評価していました。

では、そのような傾向がでているか、改めてデータで確認していきます。


前提

分析対象データ

今回は、2014年以降の中央競馬で障害競走と新馬戦を除いた全レースを対象に分析をおこなっていきます。(約10年分)

(データ詳細)
期間:2014/1/1~2023/12/17
今走または前走が障害競走のデータ:除く
新馬戦:除く
デビュー戦:除く
今走 出走取消/競走除外:除く
前走 出走取消/競走除外/競走中止/失格:除く

データ分析

約10年分のデータ確認

上記約10年分のデータを対象に、前走着順ごとの単複回収率を集計したのが下の表になります。

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