【馬券データ分析】距離延長と距離短縮どちらが買い?
こんにちは。キラリです。
今回は、距離延長と距離短縮どちらが買いかについて最新データ傾向含めご紹介します。
評価方法
まず、私が競馬予想時に競走馬をどのように評価しているかご紹介しますと
私の場合は、「距離延長」の馬は回収率が低いため低評価としています。
(「短縮」と「同距離」を高評価)
ただ、記事を下の方まで見て、判断していただければと思います。
距離延長の方が不利だと考える理由
私の考え方としては、距離延長と距離短縮を比較すると基本的に距離延長の馬のほうが不利だと考えています。
理由としては、競走馬は今日、自分が何メートル走らされるのか知らないため、前走の記憶をもとにスタミナを調整して走っていると思うからです。
馬の気持ちになって考えてみると、
前走1600メートルを走った馬は、今日も1600メートル走らされるだろうなと思って走り出します。
しかし、1000メートル地点になっても、まったく騎手からゴーサインが来ません。
そのとき始めて、
「あ!今日は2000メートル走るの!?」
と気づくわけです。
そうすると、
「え!あと600メートルだと思ってたのに
1000メートルも走るのキッツ!
スタミナの調整ミスったかも。」
となって、最後にバテる可能性が高くなるのではないかと想像します。
一方で、前走2400メートルを走った馬は、
今日も2400メートル走るんだろうなと思って走り出したところ
1400メートルくらい走ったところで騎手からのゴーサインが来て
「あ!今日は2000メートルでいいの?
じゃあもういっちゃうよー!」(びゅーん!)
という感じで、距離延長の馬に比べるとスタミナ調整に失敗してバテる可能性は低いと考えています。
もちろん、そうならないように調教などをするのだと思いますが、
そのような馬が一定数いるのではないかと考えています。
(※データを見る前にいつも立てている仮説ですので、半分はネタとしてお聞き流しください😅)
では、そのような傾向が出てくるのか過去データを分析していきます。
データ分析
分析対象データ
今回は、2014年以降の中央競馬で、障害競走と新馬戦を除いた全レースを対象に分析を行います。(約10年分)
(データ詳細)
期間:2014/1/1~2023/12/31
今走または前走が障害競走:除く
新馬戦:除く
デビュー戦:除く
今走 出走取消、競走除外:除く
前走 出走取消、競走除外、競走中止:除く
直近10年データ確認
上記の約10年分のデータを対象に、前走からの距離増減ごとに単複回収率を集計した結果が下の表になります。
10年の長期データで見ますと、距離延長の回収率が最も低く、距離短縮の回収率が最も高い結果となっています。
直近3年分の年別データ確認
次に、直近3年分の年別データを見ていきます。
年別データで見ると、単勝か複勝かで結構差があり、赤枠の2022年の単勝回収率では、距離延長のほうが高い回収率を示してしまっています。
上の結果をどのように解釈するかは、人それぞれだと思いますが
私の場合は、まず単勝回収率よりも複勝回収率のほうが確率収束が早く信頼できる数字であるため、複勝回収率の方を優先します。(青枠)
そうすると、「短縮」と「同距離」の結果に大きな差はないのですが、
「距離延長の複勝回収率が低い」という傾向は毎年しっかり出ています。
そのため私の場合は、「距離延長」の馬が過大評価されており馬券的なうまみが薄いと判断して、「距離延長」の馬を低く評価し、逆に「短縮」と「同距離」の馬を高く評価しています。
以上となります。
読んでいただいた方ありがとうございます。
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