
【馬券データ分析】馬番の奇数/偶数/大外2025
こんにちは。キラリです。
今回は、私が長年重要視している予想ファクター「馬番の奇数/偶数/大外」について、最新のデータ傾向含めてご紹介したいと思います。
「馬番の奇数/偶数/大外」というのは、一般的には注目されることの少ないファクターだと思いますが、このファクターはサンプル数が十分にとれて、年ごとのデータ分析でも安定した傾向が表れるため重要視しています。
「馬番の奇数/偶数/大外」の考え方
中央競馬では、スタート時に競走馬がゲートに入れられるとき、次の順で入れられます。
①奇数番の馬
↓
②偶数番の馬
↓
③大外の馬
そのため、スタート前に「①奇数番の馬」が最もゲート内で待たされる時間が長くなります。
競走馬は、狭いゲートの中に入っているだけでもかなりのストレスを感じていると言われており、中には暴れだす馬やゲートに入るのを嫌う馬もたくさんいます。
人間が想像している以上に、大きなストレスを感じていることが分かります。
それがより長時間となれば、競走に対してかなりネガティブな影響をあたえるのではないかと考えられます。
また、単純に「ゲート内に入って長時間待たされてスタートするよりも、入ってすぐにスタートするほうがタイミングをとりやすい」ということも言えると思います。
つまり、奇数番の馬は偶数番や大外の馬よりも不利であり、回収率が低いのではないかと考えられます。
データ分析
では、実際にそのような傾向が出ているか、過去データで確認してみます。
分析対象データ
今回は、2015年以降の中央競馬で障害競走を除いた全レースを対象に回収率を集計していきます。(約10年分)
(データ詳細)
期間:2015/1/1~2024/11/24
障害レース:除く
新馬戦:含む
出走取消/競走除外:除く
10年分のデータ確認
下の表は、2015年以降の中央競馬で障害レースを除いた全レースを対象に単複回収率を集計したものです。(約10年分)

上の表を見ると、馬番が偶数の馬の回収率がもっとも高く、次に大外が高く、奇数の馬の回収率が最も低くなってることが分かります。
ここで、赤枠の偶数と大外の馬をひとまとめにして、再集計した結果が下の表になります。

大外または偶数の馬のほうが、単勝回収率で7.7%、複勝回収率で3.6%高くなっていることが分かります。
5年分の年別データ確認
次に、同じ条件で直近5年分の年別回収率を集計した結果が下の表になります。

年別で見ても毎年同じように、奇数番の馬が数パーセントずつ回収率が低くなっています。
このようにキレイな傾向が現れることから「馬番が偶数または大外の馬の回収率が高い」という傾向は、長期的にも非常に信頼度の高い傾向であると判断しています。
たった数パーセントかと思われるかもしれませんが、このような条件をたくさん積み上げていくことで、最終的には回収率100%を超えることができます。
また、たった数パーセントだからこそ、注目している人が少なく、何年たっても優位性が継続していく優秀なファクターになっています。
以上の結果から、私の場合は、馬番が偶数または大外の馬を高く評価するようにしています。
以上となります。
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