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馬券で勝つために超えるべき5つの壁

はじめまして。
中央競馬の予想をしています。キラリと言います。

最新のデータ傾向など、競馬予想に役立つ情報を発信していきたいと思います。

(当ブログ記事の全体図はこちら)


予想方法

私の競馬予想方法としては、自作のツールによって、競争馬に関する50個以上の要素を分析することで、期待値の高い買い目を抽出しています。

データの分析によって有用な気づきがあれば、発信していきたいと考えています。


馬券で勝つために超えるべき壁

今回は初投稿ということもあり、私なりの

「馬券で勝つために必要なこと(超えるべき壁)」

について、私自身の経験も踏まえてご紹介したいと思います。

まず、馬券で勝てるようになるためには以下の5つの壁を超える必要があると考えています。

 1.回収率の壁
 2.確率収束の壁
 3.資金管理の壁
 4.メンタルコントロールの壁
 5.税金の壁

一つ一つ、どのような壁なのか説明し、見解などをお伝えしたいと思います。

1.回収率の壁

馬券的中時の払い戻し金は、馬券購入者全員が投票したお金を券種ごとにひとまとめにして、そこからJRAさんが一定割合のお金を控除して、残りを的中者で山分けする方式となっています。

控除率は券種ごとに異なりますが、だいたい25%程度です。

そのため、我々馬券購入者は、なにも考えずにランダムに馬券を購入していくと、長期的には必ず投資金額の25%を失っていく仕組みになっています。

これを100メートル走に例えると、自分は100メートルをフルで走るのに、競争相手は25メートル先からスタートするようなもので、そもそも非常に不利な勝負をしていることになります。

そこで、競馬予想家の方々はこの25%の控除率の壁(回収率の壁)を超えるために、涙ぐましい努力をしています。

それが私の場合は、自作ツールによるデータ分析と買い目の抽出になっており、人によっては競馬新聞の情報を分析したり、パドックで馬体を見て判断したりしています。

私の回収率の改善方法については、別記事で一部紹介していますので、よければそちらもご覧ください。

 ⇒『私の回収率改善法』

どのような手法をとるにしても、馬券で勝つためには長期的に25%の控除率の壁を超えている(回収率が100%を超えている)買い目を抽出し続ける必要があります。

そして、その抽出した買い目が本当に回収率100%を超えているのかを、長期にわたってしっかりと確認していく必要があります。

そこで、次の壁が重くのしかかってきます。


2.確率収束の壁

努力の結果、回収率が100%を超えると思われる買い目を抽出できたとします。

しかしその買い目が、中央競馬で1日に数頭しか抽出できない、オッズが20倍以上の単勝馬券だったとしたら、、、

その買い目が本当に長期的に回収率100%を超えているかを確認するために必要な期間(確率収束期間)は、とんでもなく長くなってしまい、現実的な検証ができないことになります。

自分の抽出した買い目に本当に優位性があるのか、半信半疑な状態で連敗が続き、資金がドローダウンしていくのを見るのは、精神的にかなり厳しいものがあります。

つまり、現実的な期間で検証を行いながら馬券を楽しむためには、できるだけ低オッズで、的中率の高い買い目を選択するか、

買い目を増やすことで的中率を上げつつ、回収率も100%を超えるような馬券を購入する必要があり、これが非常に困難な壁となります。

私の場合は、券種ごとに購入するオッズ帯を決めており、

回収率が100%を超える買い目の範囲内で、オッズの条件にマッチした買い目だけを購入することで検証しやすくしています。

具体例で言うと、「単勝馬券の場合は5.0倍~10.0倍の馬券のみを購入する」などです。


3.資金管理の壁

資金管理方法(投票金額の決め方)は、大きく分けて3通りあると思います。

1.追い上げ方式
  ⇒不的中の場合は、次の投票金額を上げる

2.均等買い
  ⇒不的中でも的中でも、次の投票金額は同じ

3.追い下げ方式
  ⇒的中し資金が増えたら次の投票金額を上げ、減ったら下げる


結論から言いますと、「2.均等買い」または「3.追い下げ方式」で自分にとってストレスの少ない方法で管理するのがオススメです。

理由としては、まず「1.追い上げ方式」については、短期的にこの方法で利益が得られたとしても、長く馬券をやっていると必ず想定以上の大連敗に遭遇し、途中で資金が枯渇してしまい、致命的な大損を被ることになります。

私も過去に痛い目を見ているため、オススメできない方法です。


次に、「3.追い下げ方式」についてですが、理論上は、購入する馬券の回収率が100%を超えていれば、福利効果で雪だるま式に資金が増えるうえ

連敗が続いたとしても、資金がゼロになって強制退場に追い込まれるまで、非常に長い期間ねばることが可能という

まるで、最強の矛と最強の盾を両方持っているような方式です。

「馬券裁判男」で有名な卍さんも、この方式で資金を100万円から1億5千万円に増やしました。

しかし現実的には、仮に回収率が100%を超えていたとしても、一時的に連敗が続けば、長い時間をかけて増やした資金がどんどんと溶けていくタイミングがやってきて、それを目の当たりにするのはメンタル的に非情に厳しい状態になります。

本当に買い目が回収率100%を超えているのか疑心暗鬼になるなど、最初はストレスを感じる期間もあると思います。

卍さんの場合は、「資金がゼロになったら競馬をやめる!」と決意して、資金のドローダウンを見ても気にしない強靭なメンタルを発揮できたことと

当時はJRAの投票サイト含めて、有料ツールを使用してリアルタイムで投票金額を計算し、自動で投票できる環境があったことが追い風だったのだと思います。

私の場合は2と3の中間のような方法で管理しているのですが、やはり慣れてくると、「3.追い下げ方式」が非常に優れた管理方法だと気づいてきます。

結論としては、「2.均等買い」または「3.追い下げ方式」で自分にとってストレスの少ない方法で管理するのがオススメとなります。


4.メンタルコントロールの壁

次にメンタルコントロールの壁についてご説明したいのですが、これは馬券だけでなく、投資やギャンブル全般に言えることで

いくら理論上正しいロジックを考えたとしても、それを実行するのが人間である以上、感情というものを完全に排除することはできません。

お金がからんでいるとなおさらです。

そのため、「理論上正しい選択が何か」を理解していたとしても、現実の馬券を購入する段階になると正しい選択や考え方ができなくなってしまうケースが発生してしまいます。

具体的に言いますと、「回収率の壁」でご説明した通り、馬券で勝つためには回収率の高い買い目を購入する必要があるのですが

人間はもともと的中率の高い買い目を選択したくなる性質を持っているため、金額が上がれば上がるほど回収率ではなく的中率の高い買い目しか選択できなくなってしまいます。

馬券で勝つには、こういった人間の本能から来る感情をコントロールする必要があります。

このテーマについては別記事で掘り下げていますので、よければそちらをご覧ください。

 ⇒『プロスペクト理論』


5.税金の壁

最後に立ち塞がるこの「税金の壁」だけは、超えられないですし、超えようとしちゃだめです🤣

馬券による所得は一時所得に分類されるため、はずれ馬券は経費として認められません。

そのため、継続して馬券を購入している方のほとんどが、コツコツ努力して利益を出していくと、課税対象になったとたんに納税により赤字になるという、信じがたい法律が現実に存在しています。

芸人のインスタントジョンソンじゃいさんが2022年に、巨額の追徴課税を受け、借金を負うことになったのは記憶に新しいです。

このあたりのことについては、過去の裁判事例をもとに、詳細を別記事にまとめていますので、よければそちらもご覧ください。

 ⇒『馬券裁判4つのポイント』

私の考える現実的な対応策としては、課税対象となるのは「ほかの一時所得とされる所得との合計額が年間50万円を超えた」場合ですので

その年の所得が50万円を超える手前で勝ち逃げすればよいと考えています。(※50万円以下でも申告が必要なケースもありますので、詳細は各々で確認する必要があります。)

お小遣い稼ぎとしては十分ではないでしょうか。そして、この考え方にはもう一つ副産物があります。

それは「どうせ年間50万円までしか稼げないのであれば無理な勝負は避けよう」という思考が働くことです。

馬券で勝つために「勝ち逃げ」することや、「苦手な勝負を避ける」ことは有効であり、年間の利益上限を決めることでそのような思考に持っていきやすくなるというメリットがあります。

また、私としてはこの法律は「馬券の収入で生活しようなんて思わないでね」という、お国からのメッセージだと思っています🤣

長くなりましたが、壁のお話は以上です。

最期に

この記事を読んでいただいた方の中には、待ち受けている壁が非常に多いように感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、壁が多いからこそ、それを超えたときの感動は言葉にできないものがあります。

私は初めて自分のツールから回収率100%を超える買い目が抽出できた時のことが今でも忘れられないですし

あの時の感動を超える経験は、今後なかなか訪れないだろうなと思っています。

また、競馬はいろんな楽しみ方ができるコンテンツです。

そもそも予想している時間や準備の時間が楽しいですし、実際に競馬場に行って、応援している人の熱気を感じたり、ゴール前の迫力あるたたき合いなどを見ると元気がでてきます。

何よりも楽しむことを優先しながら、徐々に実力をつけていって「最終的に勝つ」というスタンスで挑戦していくのが良いのではないかと思っています。

以上となります。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
競馬は最高のコンテンツだと思っていますので、情報発信をしながら今後も楽しんでいきたいと思います。

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