【馬券データ分析】過小評価されやすいジョッキー
こんにちは。キラリです。
今回は、私が使用しているジョッキーの評価方法と、それによってどの程度回収率が上がるのか最新データで紹介します。
評価方法
私の騎手に対する評価方法から言いますと、私の場合は
開催日前に、直近2年間のジョッキーごとの複勝回収率を集計して、その複勝回収率が75%以上のジョッキーを高く評価しています。
この条件を使う理由
まず、私がジョッキーごとの直近2年間の複勝回収率を見ている理由から説明します。
私は、回収率を上げるためにいろいろ考察したり、データを分析した結果
ジョッキーが過大評価されやすいか、過小評価されやすいか(人気になりやすいか、なりにくいか)というのは、レース条件にあまり依存しないと考えています。(人気になりやすい = 回収率が低い)
例えば、以前「私の回収率改善法」という過去記事でもご紹介したのですが
競馬ファンの方の中には、ジョッキーの名前だけを見て馬券を購入している人が一定数います。
私のおじさんもそうで、私のおじさんは会うたびに「武豊が来たのか、来なかったのか」しか言いません。
彼は武豊騎手がどの馬に乗っていても、芝でもダートでも、1000メートルでも3600メートルでも常に武豊騎手を買っています。
特に年配の競馬ファンの方の中には、昔から愛してやまないジョッキーがいて、そのジョッキーをずっと追い続けているという人は結構多いです。
私はSNSなどで、横山典弘騎手が好きで、どんな条件でも横山騎手を買っている人や、戸崎騎手が好きで、どんな条件でも戸崎騎手を買っている人なども見たことがあります。
その他、藤田菜七子騎手のように、16年ぶりに誕生したJRA生え抜きの女性騎手として注目され、非常に人気になってしまうケースなどもあります。
そのため、騎手を回収率的な観点で評価する場合は、レース条件を考慮する必要はあまりないのではないかと考えています。
おそらく、騎手によって得意なコースや距離などがあると思うのですが、私のデータ分析的には、そのような方向性で分析していっても長期的に安定して回収率を改善する条件というのは見つけられていないです。
次に、「2年」という期間を選んだ理由としては、ある程度長い期間で集計しないと、騎手によってはデータ数が少なく、信頼できる傾向が得られないことと
逆に長すぎると、騎手の人気は変化する可能性があるため、あまり古いデータを見すぎるのも良くないと考えて、間をとって「2年」としています。
また、単勝回収率ではなく複勝回収率を見ているのは、複勝回収率の方が確率収束が早いため信頼できる数字だからです。
複勝回収率の長期平均値は 73.4%ですので、75%以上であれば過小評価されていると言えます。
過去データの確認
では、開催日から数えて過去2年間の複勝回収率が75%以上の騎手を買い続けると、どの程度回収率が上がるのか過去データを見ていきます。
直近10年分のデータ確認
下の表は、直近10年分の中央競馬で障害レースを除いた全レースを対象に、単複回収率を集計した結果です。
上の表を見ると、単勝回収率では7.4%、複勝回収率では5.8%、回収率が改善していることが分かります。
直近5年分の年別データ確認
次に、直近5年分のデータで年別に集計した結果を見てみます。
上の表を見ていただくと、「開催日から過去2年間の複勝回収率が75%以上の騎手」を買うと、それ以外、つまり75%未満の騎手を購入した場合に比べて、毎年5%程度回収率が改善していることが見てとれます。
たった5%かと思われるかもしれませんが、このように長期的に安定して回収率が上がる条件は貴重で、このような条件を積み重ねることで回収率の高い買い目を抽出することができます。
なお、75%以上ではなく80%以上にするともっと良い結果が得られるのかというとそうでもなく、基準値を高くすると選ばれる騎手の中で騎乗回数が少ない騎手の割合が高くなっていくため、逆に結果が不安定になっていきます。
複勝回収率の長期平均値は 73.4%ですので、75%以上であればおおむね過小評価されていると言える値なので、騎乗回数にバラツキがあることとの兼ね合いで75%以上に設定するのが妥当なところではないかと考えています。
過小評価されやすいジョッキー一覧
下の表は、中央競馬の騎手ごとの直近2年間の単複回収率を集計したものです。(今年1度でも騎乗した人のみ)
複勝回収率が75%を超えている騎手を黄色で塗っており、私はこれらの騎手を高く評価しています。
※こちらに掲載していたジョッキー一覧について、私が参照しているデータ提供元の利用規約違反に該当する可能性があるため掲載をとりやめました。許可が取れましたら再掲したいと考えております。申し訳ございません。
以上となります。
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