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【馬券データ分析】2歳戦3歳戦に強い種牡馬
こんにちは。キラリです。
今回は、2歳戦、3歳戦に強い種牡馬の抽出条件の紹介と、それによってどの程度回収率が上昇するのかご紹介します。
2歳戦、3歳戦は競走馬自体の過去実績が少ないため競馬予想が難しいと思います。
そのような中で、私自身の競馬予想においても種牡馬というファクターは回収率を上げてくれる貴重なファクターとなっています。
抽出条件
私は、「芝とダートに分けて、開催日から過去3年間の2歳戦3歳戦の複勝回収率が75%を超える種牡馬(実績10戦以上)」を高く評価しています。
この理由としては、種牡馬の中には2歳戦3歳戦に強い(=早熟傾向の高い)種牡馬というのが明確に存在しています。
そして、種牡馬には芝適正の高い種牡馬とダート適正の高い種牡馬がいるため、まずは芝とダートに分けており
過去の実績を見る際は、ある程度長い期間を集計しないと種牡馬によっては競走実績が少なくなってしまうことと、
あまり古い実績を見すぎてしまうと最近の成績が見えづらくなってしまうことを考慮して、間をとって3年間で集計しています。
また、単勝回収率ではなく複勝回収率を見ているのは、複勝回収率の方が確率収束が早いため信頼できる数字だからです。
複勝回収率の長期平均値は 73.4%ですので、75%以上であれば過小評価されていると言えます。
種牡馬一覧
上記の条件にあてはまる種牡馬の一覧は以下の通りです。
※こちらに掲載していた種牡馬一覧について、私が参照しているデータ提供元の利用規約違反に該当する可能性があるため掲載をとりやめました。許可が取れましたら再掲したいと考えております。申し訳ございません。
回収率の上昇率確認
ここから、「芝とダートに分けて、開催日から過去3年間の2歳3歳戦の複勝回収率が75%を超える種牡馬(実績10戦以上)」("※条件1"と呼びます)を買い続けるとどの程度回収率が上がるのか確認していきます。
約10年分のデータ確認
2014年以降の中央競馬で障害レースを除いた2歳戦、3歳戦の全レースを対象に「※条件1」にあてはまる馬を買い続けた場合の回収率を集計した結果が下の表になります。
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単勝回収率では7.2%、複勝回収率では5.4%回収率が上昇していることが分かります。
5年分の年別データ確認
次に、直近5年間のデータを対象として年別に集計した結果が下の表になります。
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赤枠の2019年の複勝回収率では結果が逆転していますが、私はこの程度のブレであれば一時的な下振れだと考えて、「※条件1」にあてはまる馬の回収率が高いという傾向は長期的に信頼できる傾向だと判断します。
たった5~7%かと思われるかもしれませんが、このように長期的に安定して回収率を上げてくれる条件は貴重で、特に予想が難しい2歳戦3歳戦では重要なファクターになってきますのでお勧めできます。
最期に
細かい説明になってしまいますが、今回「2歳戦、3歳戦」と呼んでいるのは、レース毎に決められている種別で「サラブレッド系2歳」と「サラブレッド系3歳」が対象となります。
netkeibaなどの競馬予想サイトでは「サラ系2歳」といった形で表示されています。
「サラブレッド系3歳以上」と「サラブレッド系4歳以上」は対象外になりますので、その点だけご注意ください😄
以上となります。
読んでいただいた方ありがとうございます。
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