【馬券データ分析】馬番の奇数/偶数/大外
こんにちは。キラリです。
今回は、私が長年重要視している予想ファクター「馬番の奇数/偶数/大外」について、最新のデータ傾向含めてご紹介したいと思います。
「馬番の奇数/偶数/大外」というのは、一般的には語られることの少ないファクターだと思いますが、このファクターはサンプル数が十分取得可能で、年ごとのデータ分析でも明確な傾向が表れるため重要視しています。
「馬番の奇数/偶数/大外」の考え方
中央競馬では、競走馬が発馬機(ゲート)に入れられる際、以下の順で入れられます。
①奇数番の馬
↓
②偶数番の馬
↓
③大外の馬
そのため、スタート前に「①奇数番の馬」が最も発馬機内で待たされる時間が長くなってしまいます。
競走馬にとっては、狭い発馬機の中に入っているだけでかなりストレスを感じていると言われています。
実際、中には暴れだす馬やゲートに入るのを嫌う馬もいるため、相当なストレスがかかっていると想像でき
それがより長時間となれば、競走に対してかなりネガティブな影響をあたえるのではないかと考えられます。
また、単純に発馬機内に入って長時間待たされてスタートするよりも、入ってすぐにスタートが切られるほうがタイミングがとりやすいということも言えると考えています。
つまり、奇数番の馬は偶数番や大外の馬よりも不利であり、回収率が低いのではないかと考えられます。
過去データ確認
では、実際にそのような傾向が出るか過去データで確認してみます。
直近10年分のデータ確認
下の表は、2014年以降の中央競馬で障害レースを除いた全レースを対象に単複回収率を集計したものです。(約10年分)
上の表を見ると、馬番が偶数と大外の馬の回収率には大きな差がなく、馬番が奇数の馬(赤枠)は最も回収率が低い傾向にあることが分かります。
直近5年分の年別データ確認
次に、「偶数」と「大外」の馬は長期的な回収率に大きな差がないため、ひとまとめにして
馬番が「奇数」の馬と「偶数または大外」の馬にグループ分けして、直近5年分の年別回収率を集計した結果が下の表になります。
年別で見ても毎年同じように、奇数番の馬が数パーセント回収率が低くなっており、このようにキレイな傾向が現れることから
「馬番が偶数または大外の馬の回収率が高い」という傾向は、長期的にも非常に信頼度の高い傾向であると判断しています。
また、直近2年分の結果を見ると、その前の3年よりも差が顕著に表れているため、「馬番の奇数/偶数/大外」というファクターは、多くの人から最近さらに軽視されている傾向にあるのではないかと感じています。
多くの人に軽視されているということは、逆に予想ファクターに採用している人にとっては、恩恵が大きくなります。
以上の結果から、私の場合は、馬番が偶数または大外の馬を少し高く評価するようにしています。
以上ですとなります。
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