何を持っていくか?何を置いていくか?冥王星いよいよ水瓶座へ
明日11月20日の早朝に冥王星が水瓶座へ本格的に移動する。10天体のラスボス・冥王星のサインの移動は時代の潮目が変わるタイミングでもある。その変化の兆しを人は身体と心のどこかでキャッチしているのだろう。この夏以降は人生の中でも片手で数えられるほどであろう大きな決断に伴うリーディングのご依頼が続いている。離婚、移住、転職、リタイアなど、これまで慣れ親しんできた環境や関係性から卒業することを選ばれる場面に立ち会うことも多かった。
冥王星が最初に山羊座に入ったのは2008年1月26日。その後、冥王星は逆行し、しばらく射手座に滞在したのち、2008年11月27日に本格的に山羊座入りし、2024年秋まで約16年に渡って山羊座を旅してきた。
この間にスマホやSNSが普及し、日本は大きな震災や災害をいくつも経験し、木土冥のトリプルコンジャンクションでコロナ禍にも見舞われた。自分自身の歩みを振り返っても、この冥王星山羊座時代は自分の生き方や働き方について試行錯誤した時間でもあったと思う。活動宮の冥王星らしい展開の速さや躍動感、止まることを許さない、常に結果を求められているような慌ただしさの中で目の前にやって来る球を打ち返していく日々。今はそれも少し懐かしく思うくらい、次の冥王星水瓶座時代に気持ちが向かっている。
もう2008年の私はここにはいない。自分らしい生き方や働き方って何だろう?ともがき、恋愛や結婚そして出産に対する期待や憧れに胸を膨らませていたあの頃。若さ故の失敗の数々、それでも諦めずに目標に向かって歩み続け、一歩ずつ望んでいた未来を手にしていった道のりは私だけの宝物。今はあの当時なりたかった自分にだいぶ近づけたような気がする。
明日から始まる冥王星水瓶座時代は2043年まで約20年に渡って続く。2043年3月9日にいったん魚座へ入り、逆行し9月1日に再び水瓶座へ戻り、そして本格的に魚座入りするのは2044年1月19日。今夜はその頃の自分を思い描いてみよう。どんなおばあちゃんになっているのか楽しみだ。
次の20年に向けて何を置いて、何を持っていくのか?冥王星に問いかけられている。それはひとりひとりが心の奥深くに降りて行き、自分自身と対話する中で明らかになっていく。冥王星は「魂の望みを明らかにする星」。時に冥王星のパワーは荒々しく、人生に嵐をもたらすこともあるけれど、嵐の後には必ず綺麗な虹を見ることができる。冥王星山羊座時代にリーディングをとおして、たくさんの山羊座さんにお会いし、その変容のプロセスに伴走させていただき、今はその虹の存在を確信できるようになった。これは冥王星山羊座時代の置き土産かな。
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