大寒・初候 1/20 〜 1/24 雞乳
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初候 1/20 〜 1/24 雞乳
日文版
第七十候 1/20 〜 1/24 款冬華(ふきのはなさく)
オリジナル候
大寒的夜空中綻放冬花火。
奈良に引っ越してから楽しみにしてた若草山の山焼き。京都に住んでた頃は大文字の送り火をよく見ていた。地元住人としてはバスも混み合うし近所には人だかりができたりするし、ちょっと不便な面もあったんだけど毎年それなりに楽しみにしていた。
若草山の山焼きは以前映像で見たことはあったものの、生で見るのは初めて。自分は「火」のサインに星がひとつ(しかも海王星・・・)で火の要素が頼りない感じなんだけどチャートルーラーが火星ということもあって、こういう火が主役のお祭りや花火、ファイヤーダンスとかはけっこうテンションが上がる(笑)おめでたいイベントで鳴らす爆竹も好きだ。
ベランダから若草山が見えるので、それでもいいか〜と寒さに負けて家から見ようかなと思ったけど、珈琲豆とパンもなくなりかけだったので夕方から買い出しも兼ねて出かけてみた。
心なしか人出が多い駅周辺、まずはいつもの珈琲屋さんとパン屋さんへ。焙煎したての豆の香りと焼き立てのパンのほんのりした温もり。エコバッグはお目当ての品でいっぱいになった。そして古本屋さんに寄ったりぶらぶらして点火を待つ。
晩ご飯を食べたお店のおばちゃんがいろいろ情報を教えてくれて、それを頼りに県庁の辺りに向かって歩き出したところで花火が上がるのが見えた。寒空に輝く花火もいいもんだな〜真夏の琵琶湖に上がる花火に慣れてたから、冬の花火は何だか新鮮だ。その後、程なくして点火され、少しずつお山が明るいオレンジ色の炎に包まれていく。けっこう燃えてるからハラハラするというか、想像していたよりも大胆な感じ。そりゃ、大文字みたいに文字の部分だけに炎が灯るわけじゃないもんな〜適度に風もあって煙も逃げていったので余計に炎の明るさが際立つ。
帰り道にふと、鹿のことが心配になった。鹿たちは今日はどこかに避難しているのかな?どうなんだろう?
帰りの電車からも明るいお山がきれいに見えた。もう消えたかなと家に戻ってベランダに出るとまだオレンジ色の炎が見て取れた。翌朝はさすがに鎮火してたけれど、お山に薄っすら黒く瘡蓋みたいなのができていた。