ボルボックスの旅立ち
ボルボックスの寿命は約48時間です。
丸い体の中には娘細胞と呼ばれる生殖細胞があります。
この娘細胞にもすでに娘細胞があります。
しかし発生の当初は外側に付いています。
成長に伴い胚の一方の極にある十字型に切れた穴(フィアロポアー)の周りが外側に反り返り、最終的には表裏が逆転し、娘細胞の娘細胞は内側へと入ります。
その後、成熟した娘細胞は親の体を破って旅立っていきます。
いくつかが出ていった後、親の寿命は終わります。
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