鉱物から色素を抽出する研究
きらら舎実験室では、現在、岩絵の具の手法ではなく、特殊な液体と鉱物の化学反応で色素を作る実験をしています。
天青石は淡い空色ですが炎色反応は赤色。
ただし、炎色反応はあくまでも発する光の波長による色で色素ではありません。
そして、それはそれぞれの原子によって励起状態から基底状態に戻る際に発するエネルギー差です。
熱(炎)の代わりに励起状態を起こさせることができる液体は、同時に、放出されたエネルギーを色素として固定することができます。
しかし、炎色反応しない・・・つまり鉄やニッケルなど:融点が高くて揮発しにくい金属や、金や銀など:熱を加えても励起状態になりにくい金属、リチウムなど励起状態から基底状態に戻るときに、紫外線や赤外線など、人間の目に見えない光を放出する原子ではまだ成功していません。
(妄想ストーリーで事実ではありません(笑))
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは、著書特典やきらら舎にて還元していきたいと思います。