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自殺について
よく電車への飛び込み自殺や高い所からの飛び降り自殺などを見て「迷惑だ、1人で死ね」と言う人が一定数居ると思うのですが、どんなに他人に迷惑をかけて死んだとしても、死ぬときその人は独りぼっちです。誰にも相談出来ず、もし相談していたとしても最後を決めたのは自分1人で、寂しくて悲しかったはず。そもそも他人に迷惑をかけて死んだ事が問題なのではなく、死ぬことを選ぶ以外の余地が無かったことに問題がある、本来は。虐待や殺人事件の報道を見ると多くの人が同情するのに、自殺は迷惑で片付けられてしまう。こういう偽善者が多く居るから一向に自殺が減らないのだと思う。自殺をした人の遺族が「なんで死んだのかがわからない」などと言っているのを聞いたことがあるが、死んだ理由がわからないからその人は死んだのだ。誰にも理解して貰えずたった1人で選んだ儚い人生の最後。賢くて繊細な人だから多くのことに苦しんで来たはずだ。結局他人のことを理解するなんてほとんどの人が無理だし、もし理解することが出来たとしても全てを抱えてあげられる人なんて居ない。ほんと、結局は他人なのだ。だから簡単に裏切るし簡単に見放す。本人にそんな自覚が無いとしても繊細な心を持った人は人並み以上にそれを感じ取る。そして、誰にも期待を抱かなくなる。他人を信用しなくなる。独りぼっちで生きて死ぬ。