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[雑記]一寸の外様にも五分の魂

今回は思ったことをつらつらと・・・
※写真は本文と関係ございません(偶々撮ったビル群です)

よく中途採用(最近は「キャリア採用」とも言う)の方が偶に
謙遜なのか皮肉なのか、「外様なもので」と仰るが。

あえて言おう!

中途採用は外様ではない!!

ワタクシ的解釈でいえば
将軍家=会社、といたしますと
親藩=プロパー(新卒から採用の方)
譜代=中途採用
外様=吸収合併で食われた大名側
である。

この違いは何か。

将軍のお目通し=面接を通ったか否かである。

新卒はもちろん、中途も面接をクリアしたからそこにいるのである。

一方で、合併等による場合は面接などは経ていない。
合併で欲しいもの、それは相手側の技術などの知的財産、販路、資産などであり、人材(技術系は除く)が欲しくての合併など無いに等しいのだ。

それは人財(最近こう表す企業多いネェ)の採用ではなく。
(うっかりついてきてしまった)労働力の移管なのである

そうです、真の針の筵、臥薪嘗胆とは吸収合併食われた組なのだ。

なぜそう言えるか。・・・・私が経験者だからである。

経験上のことを言えば、
採用を通っていないので、人事も学生時代の専攻などは把握せず
(10年ほど4年制大卒とだけシステムに反映されていた)
前の企業での経歴は無しに等しい扱い。

「女性は全員、一般職扱い」で移管されるも、
女性の数が想定より多かったようで、どこの何を専攻したかは問われず
「大卒は一応総合職扱いでうちは採用してるので」と逆肩たたきにあい、
有無を言わさず1か月後に総合職&転勤になった。

まさに外様、これぞ外様。

機転がきけば、加賀藩前田家とまでいかずとも、城持ち外様(一番下の管理職級、部下なし課長など)になる方もいらっしゃいましたが。
たいがいは国脱出(転職・退職)。
あるいは見切りをつけて城無し大名(ヒラ)として貯蓄、年金確保に励むのどちらか。

採用組が受ける社内研修では蚊帳の外。声もかからず、お呼びでない。
それを、昨年頃から突如、姿を見せ始めた黒船ダイバーシティ号の影響で、
経歴を洗われ、またもや性別でも引っ掛かり。
急に「管理職を目指す心意気が足りない」と採用組と同じ土俵に上げられる。
いや、むしろ「(何やっても)閑職に回される諦め」がついてきてたのですが。

黒船ダイバーシティ号さんよ、もう少し私が若い時期に来てくれんかったかのう。

本物の歴史では尊王攘夷が起きたりで、将軍家グループ大ピンチ、形勢逆転なわけですが。
こちらのエセ歴史物語ではどうなるか。

伊能忠敬氏みたいに、趣味人高じて単独で偉業をなそうとするか。
はたまた人生の大嵐に遭遇して、全く違う国(場所)に行って、いきなり存在価値を高めてしまうジョン万次郎氏みたいになれるのか。

外様の端くれとしては、何も大々的に事を成せるとは思わずも、
お国に重宝される前田家よりも、人生を転換できた前述のお二人に憧れてしまうのです。

未来につづく…

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