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引っ越しで気づくこと

手続きやら片付けやら引継ぎやら、大人の面倒くささを一気に味わって、
ようやく一息付けた感じです。
やはり疲れたのか、この時期に急に熱っぽくなったりで、体の不調もあり、
ほぼ1カ月、お勉強ができていない。由々しき事態。

さて今回は、自身の都合での転居以外、もう無いであろう転勤での引っ越し経験の中で気づいたことを書き残そうと思う。

①部屋探しは己の直感

よくある家探し情報誌では、「朝行ったなら夜もチェック」「じっくり3日ほどかけて探す」など書かれているが、サラリーマンの辞令にそのような物理的・時間的余裕はない。日帰りで即断即決である。
最初の頃は、方位磁石を持って行ったり、音の反応をチェックしたりなど、割と細かく見ていたが、転勤も数回目になると、物件に入った途端に「有り無し」が肌感覚でわかるというか。

「直感が働く=本能的に最優先事項」なんだなと思うので、やれコンロがIHだとか(私はガス派)、収納が狭いとか、そういった、通常であれば不満ポイントも吹き飛ぶ。

②家具の使い方に幅が出る

収納が少なくても、意外と100均の雑貨など使って整理が出来たりと、当初はガッカリポイントも、3日も過ごせば自分の知恵が絞りだせて、そこそこ工夫で何とかなる。

それとともに、前の住居では1Wayな使い方しかしてこなかった家具や備品などが、意外なところで役立ったり、「こんな使い方もできるのか」と隠れた才能を発揮してくれたりする。

なんだか、人の配置転換(適材適所)に近いなぁ~と思う

一人でできるもん!が増えていく

最初の転勤の時、二十歳を過ぎても暮らしていた実家から出ていくことに、親兄弟はみな「お前、見知らぬ土地で一人でやっていけるのか」と不安がっていた。

家事(手伝い)もろくにしない、料理も作れるのか、などなど、生活の知恵がないという烙印を自他ともに押されていたが、自分一人の胃袋を賄う程度の飯は作れるし、どでかい家具を組み立てられるし、ネット環境も整えられるようになったし、マイペースながら近所に顔見知りを作れる程度の社交性は育めてきた。

最初の転勤の時の私と、数回目の転勤の私。
同じ人間でも、かくもこんなに差が出るようになったのか。
まさしく「人は環境で育つ」である。

④新しく加わったこと

物持ちというか、なんでも取っておくタイプの人間だったが、前回の断捨離記事の通り、今回の転勤では「本当に必要か」「そろそろ買い替え時かも」という視点で物を見るようになり、人生史上、最大のゴミ量だった。
ゴミという言葉が好かんのだが、感謝してお別れしてきた。

それでも細々としたものが雑然と残っているので、これから年末にかけてお別れ会が続いていくものと思われる。

⑤意外と都会との差が埋まる

昨今の情勢によるものでもあるが、今までは文化的ギャップに戸惑うことも多かったが、TVより動画配信を優先していると東京にいようが関西にいようが、wi-fiさえあれば同じ情報を得られるわけで。

物に関しても、ネットで宅配してくれることが増えた。
今ではネットショッピングのプラットフォームを経由しなくても、個々に宅配可能としているメーカーや事業主が増えているので、廃盤にならない限りは「もう入手できない」ということも無い。

その土地のオリジナルが、ハード面しかなくなってきている。


考えたら、良くもまあ、想定外のことが多い人生だったなぁと実感。
こんなに転居するとは思ってもみなかった。

だからこそ、その土地その土地で出会った方々との思い出は大切だし
その土地の風景は出来る限り脳裏に焼き付けておきたい。

収束してくれれば、旅という形で再訪したいところなんだが、
その時期が早く来ることを願って、健康に気を配って過ごしたい


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