Kiranahという屋号に込めた想い
「Kiranahとは、なんとお読みすればいいんですか?」
鑑定の際に、クライアント様にそう尋ねられることがよくあります。
Kiranahはサンスクリットで किरणः と、表記します。
梵語と言うと、お分かりいただけるかもしれません。
Kiranah(किरणः )と書いて、「キラナ」と読みます。
Kiranahは【光線】【光】、それも【太陽や月から降りてくる光の筋】という意味になります。
透視・霊視の鑑定歴は現在で15年。
遡ること2年前の2017年の春、Kiranahは生まれました。
それまでは、クチコミのみで一切、看板を掲げずに、リピーター様からのご紹介のみで各地霊場を巡礼する方々をご案内する先達のお勤めの合間を縫って、鑑定のご依頼や腕輪念珠のお仕立てを承ってきました。
しかし、鑑定にお出で下さる皆さまから様々なご要望もあり、より皆様にご利用頂きやすいようにと考え、意を決してサロンオープンに向けての準備に取り掛かることにしました。
自分自身が鑑定を通して、仕事を通して目指しているもの、実現したいものは、はっきりしていました。
社会貢献はもちろんですが、保護犬・保護猫活動のサポートや、殺処分ゼロをお題目のように唱えるだけでなく、殺処分禁止に向けた活動や、盲導犬・介助犬・聴導犬など人のために尽くしてくれた子たちのリタイア後の暮らしのサポートなどの動物愛護や障碍を抱える方々が、より良く社会参加出来るようなシステム作りへの参加などです。
着地点が見えているからこそ、どんな方でも等しくご利用頂ける風通しの良いサロンを時間をかけて作り上げたいと心に強く思ったのです。
このように考えるようになったのも、自身の長年の闘病生活や、家族の介護であったり、自分が背負った身体的なハンディ、障碍を抱えた親族の存在も大きいです。
また、我が家に縁あって家族となってくれた歴代の保護猫、保護犬たちの存在抜きには語れません。
長年、私が鑑定の際に向き合うこととなるクライアント様に対して、いつも思っていることがあります。
それは、少しでも私でお役に立てることがあるならば、何なりとお申しつけ頂きたいですし
『共に考え、共に悩む』
『より良く生きるヒントを一緒に見つけていく』
これがKiranahのテーマでもあります。
そして、何より、様々な悩みや問題を抱えながら、勇気を出してお出で下さったクライアント様のこころに、鑑定を通して希望の光が差し込みますように、と言う思いを形にしたいと思いました。
そんな私の願いを込めて屋号は「Kiranah キラナ」と名付けたのです。
Kiranahと言う言葉は、アドヴァイタ・マカランダという書物の中の冒頭に登場する言葉でもあり、その中で表現される意味も、ピッタリではないか、と考えたからです。
難しい内容は抜きにして、言葉の持つ力やその意味に深く惹かれたからこそ、名付けた大切な屋号です。
仕事中の事故や家族の旅立ちなど紆余曲折が有り、準備から約2年半以上をかけて、今年2020年1月にKiranahは大阪府大東市でサロンをオープンする運びとなりました。
お陰様でサロンにお越しくださる方々や、オンラインや電話で対面させて頂く皆様とたくさんのご縁を頂戴できていることに、心から感謝しております。
Kiranahでは、鑑定やセッションを通し、クライアント様が自身の心の問題や悩みに関して、認識や理解がどこにあるのかを、根本のところから「知り、理解し、認識して行く」ことを含め、問題の根底や本質を探り、より良く生きるためのお手伝いをさせて頂いております。
鑑定歴は気がつけば15年とはなりますが、初心忘れるべからず。
そして、奢らず気取らず、を大切にしたい。
鑑定を受けて頂いた後、皆様が少しでも笑顔になれるような鑑定を心がけています。
鑑定を通して、自分の心の声を
『観る』『聴く』『感じる』
そんな機会となるように。
皆様のこころに、希望の光が差し込むよう、そんな存在であれるように、と、願いを込めて。
Kiranah
平山永修