おかみ修行その14

喜楽屋おかみ修行 その14  こころの掃除

「やすらぎ通信」は私と主人の二人で書いているものです。
素人二人の通信を本当に忍耐強く?お読みくださっている方々に心から感謝しております。

特にこの通信でみなさんにお役立ていただきたいのは、主人が担当している「仏具の世界」です。
私自身、仏壇や仏具に関することはほとんど知りませんでしたので、一緒に原稿を作りながら「へー、そうだったのぉ。知らなかったな。」と勉強をしているのです。私にとってはこれがマニュアル本なのです。

秋の彼岸も過ぎる頃、主人から「おかみ修行、書いてね」と言われ、「いけない!もう9月が終わっちゃう。」と焦り始めたのですが、一向にその原稿が書けません。(そう、今もたらたら言い訳なんぞ致しまして・・・。
(文字数を稼ごうなんてしているところなのですが。)

何を書こうかなぁと考えながら、新聞を読んだり、ニュースをみたりしていると、遠く離れた国々での痛ましい事件や、国内での悲しい事件を知り、すっかり気が滅入ってしまいます。
今日はやめて明日書こう、また明日、そんな日が続きついには10月になってしまった(やばい!)というわけです。

こんな具合に気持ちが滅入ってしまった時は好きな本を読むこと、からだを動かすこと(例えば散歩とか)それから部屋の掃除を念入りにすること・・・。
などなどをしているといつの間にか心がふっと軽くなります。

心配ことや悩みことだけに気をとらわれていると、どんどん暗闇に入っていってしまいますが、ほんの一時でも他のことに気が集中すると大分楽になります。
それもあまり重症にならないうちにパッとスイッチを切り替えるのが大切です。

しかし、実際にはその切り替えがなかなか思うように出来ません。きっと「坐禅」をする事はその切り替えに良い方法なのでしょうが、私は坐禅をしたことがありません、ちょっと体験してみたいと思っています。いつでもどこでも出来ることなのですから。

9月29日(水)読売新聞の夕刊にジャズボーカリスト鈴木重子さんのインタビュー記事が載っていました。

「歩くことで体を整え、その間は木や草花に話しかけたり触れたり・・・、こうして自分の中の“道”を掃除しているのです。歌う時は天と地のつながりを意識して、私の中の道にナチュラルな気が流れるようにしています。言ってみれば、私は一本のチューブ(笑)。これをきれいにしておくことは、快くもあり、また歌い手としての仕事でもあります。」

素敵な方だな、と思いました。自分の中の“道”に悪い気が溜まらないようにせっせと掃除をしましょう。


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平成16年(2004)10月12日 やすらぎ通信第十四号より
気持ちの切替についてのエッセイです。
座禅や散歩などいろいろと方法はありますね。
文章中にある「座禅」も多くの御寺院様で体験できるようです。
そのうち特集でも組みたいです。

なお、当店はショールームを構えず、訪問販売・通信販売に特化した店になっています。
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