おかみ修行その10

喜楽屋おかみ修行 その10 色いろいろ

 すこし前になりますが、青梅商工会議所で開催された「メイクアップで店舗イメージが変わる!」というセミナーに参加しました。(なぁんだ、お化粧の講習会に行ったの?とこの先を読まずに次のコーナーへいかないで下さいね。)

 このセミナーの講師の方がすごい!なにがすごいかというと、とっても美しいのです。受講生、商工会議所の女の子達全員うっとり・・・。女性が見て素敵と思える方ですから、とても好感のもてる美人さんなんです。

 そして、ただのメイクの先生ではありません。内面と外面の両方からその人をより魅力的に演出するプロです。パーソナルカラーリストであり、心理学、発声法も学ばれています。ですから、講義の内容も充実したものでした。
 なかでも興味深かったものは自分のベストカラーを探す「カラー診断」です。たくさんの色の布を顔の下にあててより魅力的に、若々しくみえる色をさがします。

 参加者の一人がモデルになり、つぎつぎに色をあてていきます。モデルさんの顔が沈んで見えたり、華やいで見えたり、色で表情さえも変わってしまいます。色の力を実感しました。米国を起源とするカラー診断の考え方は「フォーシーズン」といって春色、夏色、秋色、冬色の4つの四季に分けていますが、私たち日本人は、肌、髪、目の色の差がとても繊細なのだそうです。ですからこの先生は日本の女性をより忠実に分類した「セブンシーズン」という考え方で診断されてました。

 同じ春色でも芽吹いたばかりのやさしい春色と明るく鮮やかな春色があるように・・・。とっても微妙・・・。

 私はすっかり講師の先生のファンになってしまったので、青山の先生のスタジオに行き、個別に「イメージアップレッスン」を受けました!おかげさまで自分のベストカラーや似合うスタイルというのが分かり、洋服などを買うときに「どうしよう・・・これかなぁ、あれかなぁ。」と悩むこともなくなりました。

 優柔不断な私は店員さんの言いなりになってしまうことも少なくなかったので「これは私には苦手な色だから」とか「このデザインはイメージと違うかな」とかはっきりお断りが出来るようになり、無駄な買い物もなくなりました。

 色には暖かい色、華やかな色、沈んだ色、やさしい色さまざまあります。より自分を引き立ててくれる色をそばに置くだけで気持ちが明るくなります。その影響を受けたわけではないのですが、最近、当店でもきれいな色のお数珠を置いてます。「えっ?こんな色でもいいんですか?」とおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、お数珠の色に決まりはありません。

 明るい色でも良いのです。手にしてみてください。ピンク、黄色、水色といろいろありますが、お似合いの色ですと、とっても素敵ですよ。12色ございますのでご来店の際にはぜひご覧になってみてください。

 今回、カラー診断してくださった先生は、神戸出身の方です。20才代であの神戸淡路大震災を経験されてました。一瞬のうちに家は全壊、洋服ダンスの下敷きになりながらも奇跡的にかすり傷程度だったそうです。そのときの「生きている」ことへの感謝の気持ちが今も心の中にあるそうです。

 当たり前のことに感謝できる気持ちを持つ人は周りの人にも愛を与えられる・・・。そんなオーラを放っている素敵な女性でした。(小山由美子) 

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平成16年(2004)5月22日 やすらぎ通信第十号より

*当店はショールームを構えず、訪問販売・通信販売に特化した店になっています。
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