赤髪社長のTwitter運用本が発売されたよ【感想・評判・ツッコミまとめ】
キラ子ですよ。赤髪社長についての書くのは3回目です。
教科書とその副読本。
こちらをアップしましたところ多くの人に読んでいただきまして、本当にありがたかったです。しかも投げ銭まで……! つ、ついにこのnoteの投げ銭が4桁の大台に乗ったのです。ありがとうございます! これで出金できます! 社長、いいネタをありがとよ!
問題は、この投げ銭の使い道です。ピザの注文をしたらすぐになくなってしまうくらいの額ではありますが、これも赤髪社長の記事を書いたことと続編へ対する期待値だと思うとそう簡単にピザには換えられません。そうだ、ちょうど赤髪社長がTwitter運用本を出すといってたじゃないか? 企業相手なら500万とれると豪語する内容を! それに使おう。1,800円という話でしたからね、実は投げ銭だけではちょと足りないのでそのくらいは自腹を切ってもいいかなあと思ってたんですよ。
出版(販売)までの長い道程
それなのに。まず、なかなか発売されないんですよ……。6月2日(1日だと思っていたらフォロワーに2日とご指摘されました。1日だと信じて待機していたキラ子は……)に出ると言ってたのに本人のミスで延びて……しかもその間になんと赤髪社長、自分のパスワードをロクに管理できてないことが判明。Twitter運用のプロフェッショナルじゃなかったんかい!
ホームページ制作会社の社長をしていたという割にはパスワード管理が雑すぎますね。ありえないです。会社案件じゃなく個人のアカウントだからいいではないかという意見もあるかもしれませんが、彼女は本を売ろうとしている時点でビジネス垢と見なしていいと思うんですよ。それがこんな雑でいいの!?
と思ったんですけど基本的に赤髪社長って雑なんですよね……。Twitterのほうではちまちまツッコミ入れてきましたけど、最近でもこれ。
都民なら政策の細かい内容くらい知っとけーーー! しかも自称経営者でしょ。都政の影響、モロにくらう立場じゃないですか。いいのかねこんなので……。ちなみに小池都知事の公約達成率についてはコチラをご覧下さい。
ふだんは「女はゴルフのスコアで男を上回れば舐められない」だの「女の武器を使え」だの、50代のバブル経験者か!とツッコミをいれたくなるようなことばかり言ってるのに、いきなり「政策の細かい内容は知らないけど好き」ですからね。好きとか嫌いの部分についていってるわけではないですよ、念のため。知らないっていうのとそれをこの選挙前の時期に広言してしまうことが非常に賢くないなあと思うわけです。
忘れてたけど赤髪社長ってまだ27歳なんですよねぇ。いや、27てキラ子からしてみれば若い娘なんですが、世の中的にどうなんでしょう。もうちょっと都政のことを考えてる27歳女性はいると思います。
さて、そんななんだかんだが6月13日に至るまで色々ありまして、やっと発売されました。もう一生でないのかと思ってたよ。進捗くらいたまには報告してほしかったですね、と思うけど、そういう細かいことをいちいち気にしてたらマジで赤髪社長のツッコミは終わりません……。ここからやっと本題です。
長くなるので、結論だけ見たい人はこのツイートで察してほしい。
ねんのためにいっておくと、頭痛が痛いというのはワザとそう書いていますからね。
Amazonの販売ページからしてツッコミしかない
有料noteで出すのは情報商材屋みたいだからイヤ、というnoteへのひどい中傷を経てKindleでの販売に踏み切った赤髪社長。タイトルは「インフルエンサーになるためのTwitter運用:赤髪流Twitter運用術初級編」。ながい。
……現在は販売を停止しております……(6/13 22:30現在)
※今後再掲載されることを想定してリンクは残しておきます→URL変更になりました(下記に記載します)
ん?
タイトルからして間違えている……
誤 インフルエンサーになるためにTwitter運用
正 インフルエンサーになるためのTwitter運用
この先の内容についても「販売にこぎつけるまでの全てを自分でやった」を繰り返しアピールする赤髪社長ですが、そのせいであっちこっちミスをしています。株式会社赤髪には有能なスタッフがいるという話だったが一体……。
※6/15深夜もろもろの問題が解消されURLも変更されました。下記リンクより行けます。タイトルも治ったよ!
さらにこの販売ページをご覧になるとわかるように、な、なんとKindle Unlimited対応しています。つまりKindle Unlimited契約してる者は0円で読めますので、読んだ人の感想がキラ子の元には続々と集まってきております。ほとんどがヒドい感想ばかりで、たすけて赤髪社長!
なおキラ子はアンリミ契約していませんので投げ銭ぶんを払って購入しました。これで堂々と文句も言えるというものです。最初1,800円といってたのになー? と思ったら、こういう理由で値下げしたらしい。
本1冊出しただけで、10年後には世界的ベストセラー作家になれると大いばりです。無理だと思います。
「キラ子だって本なんか出してないくせに偉そうに」とか言うかもしれませんがね……私がいつ同人誌を出したことがないなどと言った!? ああ!? そこに触れたらすごいことになるぞ! お察しやがれ下さい!!
ちなみに赤髪社長のこの本も自費出版です。ひろいくくりでいえば同人誌ですね。情報商材とも言えるけど。
気になる中身を見ていきたいところですがもう一つ、寄せられたご意見を見てみましょう。
ツイートに出てくるのは「Twitterロゴの誤った使用例」です。そこにはたしかに「変形、回転、引き伸ばしをしない」という注意が……
うむ。すごい角度になってますね。これは駆け出しデザイナーがやりがちなミスです。ロゴのレギュレーションを知らないまま感覚だけで使うっていう……。
これは赤髪社長が「ホームページ制作会社の社長をやっていた」「小学生の頃からプログラミングを勉強していた」などと言うわりに、たいしたことはしてこなかったんだなあと一目にわかってしまうレベルのミスです。Web制作、いや、デザインに携わる人間であればロゴのレギュレーション違反はそれだけであちこちから怒られるくらい、常識中の常識なのです。
もっとも、これをデザインしたのは赤髪社長ではありません。本の最後にご丁寧に紹介されていますが、表紙を手がけたデザイナーは自分の洋服ブランドを作りたいそうです。もうこれで自分のブランドロゴ……改変されても怒れませんね。
とはいえこの出版物にまつわるすべての責は赤髪社長にあり、校正以外の出版にいたるまでは自分一人で全部やったといってるわけですから、Twitterのロゴ改変についての責は当然赤髪社長が負うものです。デザインを出された段階で気づかなかったというのは、自身初の著書にしては杜撰が過ぎるような……。そんなTwitterロゴの改変も厭わない人による「Twitter運用術」って……お世話になってるサービスに思いっきりクソぶっかけていませんかね?
と表紙1枚、Kindle販売ページだけでツッコミどころ多数ですよ……この先が思いやられますね……この運用本、2万字だそうです。ちなみに赤髪社長についてツッコミを入れた教科書と副読本も合わせて2万字くらいですよ〜。タダで書いてるのに。ちっ。
で、やっと中身に入れます。
赤髪社長がエンゲージメント率女王と呼ばれていることを知っていましたか?
(1) 知っていた。
(2) 今知った。
……懐かしのコピペが思い浮かんでしまった。
さてKindle Unlimitedを契約しておらず、1,250円を払うのも馬鹿馬鹿しい……そう思ってる人も多いと思います。
まあ流石にキラ子も全文引用するのは気が引ける。とはいえあまりに抜粋しすぎると「悪意ある切り取りだ」って界隈理論で怒ってきそう。そんな葛藤の中進めて参りたいわけですが、Kindle版においては無料サンプルで一部が見られるようになっています。
そのサンプルで出てくる前書きの部分にあたる「軌跡」を読むだけでもお腹いっぱいになること請け合いです。だっていきなり「エンゲージメント率女王と呼ばれている」とかいいだすんですよ。初耳ィ! インプレッションなんて自ら公開しなければわからないのにいったい誰がそう呼んでいるんですか!
そりゃあフォロワー数が赤髪社長の5倍近くいながら最近の投稿のいいねの数が毎回2ケタ台の自称インフルエンサー・はあちゅうさんにくらべればエンゲージメント率は高いかもしれませんがね? しかし、素人でも凄い人はいくらでもいます、たとえば大人気しぬこさんなどね、ツイートの内容は赤髪社長より面白いですよ。ゴルフやれとかも言いませんし。(しつこい)(なおゴルフのくだりはTwitter運用本には出てきません)
サンプルから削られてる部分になりますがこの「軌跡」の項では素人がフォロワー5万人になったことによるメリットについても触れられています。それがまたいちいち……セコい&田舎者臭い。社長とは思えないほどのセコさをメリットとしてあげていて、なんだか情けなくなります。サンプルをメーカーに貰えるのが嬉しいってさ。「すてきな奥さん」読みながら懸賞生活でもしたほうが低リスクでお得なんじゃないかな……。
またフォロワーが増えると「お金を貰える」という話も出てくるのですが、赤髪社長は既に社長なのでお金とか今更貰ってもという感じらしいですよ。でもいうほど貰えなくてTwitterに集中しすぎて仕事の収入下がったらしいです。ザ・本末転倒。
「お金が貰える」件はキラ子的にいちばん知りたい部分だったんですけど、ココでは「詳細は控えます」と言って教えてくれません! なんでや、そこは一番知りたい部分だぞ! 中級編が出たらそのときは是非教えてほしいものです。十中八九ステマの話ですからね、これ!
この間、高校生になってすっかりただの情報商材屋となったキメラゴン君なども名前と顔が知られ、フォロワーが増えたことで自分が半芸能人であるかのようなことを言っていましたが、赤髪社長も同じようなことを言っています。なんなのその理屈? 芸能事務所とマネジメント契約を結ぶインフルエンサーは少なくない昨今ですが、寡聞にして赤髪社長やキメラゴンがそういう契約をしたという話は聞きませんしテレビに取り上げられてもなんだか微妙な空気になったじゃないですかキメラ君。君たちには「インターネット芸人」という呼び方が一番似合ってますよ。中学生でも設立できると豪語する株式会社赤髪も未だに設立されませんし。せめて言ったことの責任はちゃんととってから言おうぜ!
赤髪流Twitter運用術はだいたい推測の範疇
そんな「軌跡」を経ていよいよ本編が始まるわけですが、もう読めば読むほどツッコミどころが多過ぎてキラ子は読み終わっただけでどっと疲れました。だいたい推測が多すぎるんですよ! 私の推測です、経験に基づいての推測ですが、とまあ2万字の中で推測の文字が4回くらい出てくる。(Kindleって単語検索できるのですよ。)その前後には「推測」にまつわる文章が書かれていますから、2万字のうち、結構な分量が赤髪社長の「推測」に基づいています。ある意味逃げを打ってるといってもいいんですが、皆さんにはここでかつての彼女の発言を思い出してほしいんですよね。
企業相手に500万で推測を売っていたんですか!? それはなんというぼったk(
まあ今回は500万レベルの上級編ではなく、あくまでTwitterはじめたばかりでちょっとフォロワーを増やしたいレベルの人向けの初級編ですから、推測で済むのかもしれませんがね……それにしてもだよ。
もちろん推測だけで書かれた本なんていくらでもあります。が、大抵の場合、推測という言葉を遠慮の意味で使っているものです。「推察ですが」という枕詞を挟みつつ確固たるデータや研究結果を示していることが多いんですよね。赤髪社長の場合、「こんなにフォロワーが伸びました」というアナリティクス画面のグラフは載せているものの、何がバズって何がドカンといったのかというデータはわからず、なんともモヤモヤします。
「フォロワーが100万人いるTwitterアカウントの運用もやっている」「私のアドバイスでフォロワーを500人、1,000人、2,000人増やした人もいる」とまで言ってるんですが、この本で出てくるのは赤髪社長のアカウント運用に関する話ばかりです。他のアカウント運用多数経験があるのなら、彼らへのアドバイスとしてまとめた指示書や失敗例、あるいは彼らの運用に関するデータというのもちょっとくらい出せるのではないでしょうか? マーケティングやってる会社なら普通にこういうことをしているものですよ? そういうのを出してこその運用術本ではないのですか?
こういうことをなぜ本を書く前にやらなかったのか……。
あれこれノウハウぽいことも書いてはいるんですけど、そのほとんどが「なんとなくそんな気がする」と赤髪社長が思っているだけなんです。せめてここ3ヶ月くらいのデータをまとめたり、5万人いるフォロワーの行動分析くらいはして欲しかった。そういうときのためのABテストというものがあるんですけどね……。
それまでのデータはなくとも、運用術とか書くならそのために調査くらいしてもよかったんじゃないでしょうか。一応「こういう投稿よりこういう投稿がウケる傾向にあった」という話は出てきますが分析についてはボヤンとしていて、結局読む人がどちらを目指せばいいのかということをはっきり明示してくれません。
ようするにね……再現性がないんですよ。赤髪社長の個人の経験則のみに基づいた、根拠の薄い推測ばかりだからです。つまり内容として、界隈の数多の情報商材とたいして変わりはありません。彼らも成功体験を売りたくてしょうがない人たちですからねぇ。
プロフィールをちゃんと書けだのちゃんと写真を撮れだのという話も出てきますが、これはその辺の本にも書いてあるレベルのネタですし、ツイートの分析はビジネスSNSにおける基本の中の基本なんですよ。そもそも分析や戦略について非常にわかりやすい記事なんて、ネットにはいくらでも転がっています。無料で。
ただ界隈が売ってる情報商材と比べれば安価であり、アンリミ対応してるのは斬新でいいと思いますけど、それにしてもこれ、真似する意味あるのかっていうと、ねェ……?
以下に挙げるのは、ここで書かれている「推測」運用術の一部です。引用の範囲を超えないように頑張ってみます。なお、口に飲み物等を含まずに読むことをお勧めします。
驚きとツッコミに満ちた運用術(from推測)
フォロワーを増やすアカウントは新しく作れと主張する赤髪社長。趣味用とビジネス用は分けろというのはまあ、わかります。ただ新たに作るとなると開設した日もわかってしまいます。これについて赤髪社長は「この機能があるがどうしてあるのかはわからないけどTwitter社の優秀な人間が考えてることだから多分意味はある」と正直な気持ちを書いてしまいます。思ってても言わんでいいよそれ! というか本を書くために調べようとかいう気はないんですか!
キラ子は開設日時の新しいアカウントがいきなり過激な言動を繰り広げていたら、「はいはい捨て垢」ってわかるので便利だなあと思うんですけどね。序盤からこの調子ですから、あともお察しです。
「Twitterをするときはベッドに寝転がらずに机に座ってやること」。この状況ってフォロワー、というか見てる人には一切伝わりませんよね。だいたい机に座るなよ行儀悪いな! イスに座りちゃんと机に向かえ、と言いたかったんだと思いますが、そこはホレ赤髪社長なので……。ちなみにこれは同居してる家族への「Twitterは遊びじゃないんだ」ということをアピールするため、らしいです。一人暮らしの人はしなくていいと思うんですがそこは触れられていません。
「ペルソナを設定しよう」という項目についても微妙にトンチンカンです。たとえばこんなペルソナを作って、似た環境の人にフォローされているかどうかをチェックしましょうという話なんですが、そこに出てくるのが「年収350万、三軒茶屋に家賃9万の部屋に住んでいる都内商社勤めの女性」という設定なんですよ。なんじゃそれ。年収と家賃が合わなさすぎる……! まず三茶を出ろー! そして6〜7万代の部屋へ引っ越せよ! そういうことばかり気になってその先が頭に入ってきません。
セルフブランディングの項目でも謎のプロフィール設定の話は出てくるのですが、あまりにも「あかがみしゃちょうがかんがえたさいきょうのせってい」感が凄くてキラ子の脳は処理が追いつかない。年収1億の外資系勤務バリキャリ女性ってそんなサンプル、どこにあるんじゃー! ※ちなみに赤髪社長、なんでも億単位でものを話すのが好きです。ここもちょっと小学生みたいでかわいい。それにしても赤髪社長のこの経済観念……。
運用に関して挙げてくるツールや手法がやたらとアナログなことも気になりました。赤髪社長、ほんとにホームページの制作会社の社長をやってたのか? てくらい普段から言動が平成初期なのですが、ここで挙げてくるTwitter運用についてもアナログ推しです。日々のツイートの内容やその結果をノートに書けとかいうんですよ。スマホにもメモ帳て機能はあるのに、なぜ紙なのか……なりたい理想の自分についてもノートに書けと言います。ひょっとしてこれは赤髪社長が大ファンのはあちゅうさんの「週末野心手帳」を使えという遠回しなアピールなのか……?(穿ちすぎ)
また、ツイートを拾われやすくするためにトレンドを追いかけよう、そのためにテレビ番組も活用しようって話もあるんですが、それについても「テレビ番組表を買いましょう、コンビニで買えば数百円です」と言い出します。無料のテレビ番組表のスマホアプリなんて普通にいくらでもありますよ! その手にもってる端末をもっと活用して〜!
ちなみに同じくトレンドによく出てくるゲームについては「発売日の予測が難しい」とか言い出します。公式サイトを見れば瞬時にわかることなのでは? とツッコミが止まりません。そりゃまあPS5とかは発売日もいつかはっきりしてませんけど、近づけばまたどかんとリリース出すでしょうて。ってかトレンドワードに出てくるゲームの話題って最近だとPS5の発表はありましたがあとは大抵リリース済みのゲームのことのほうが多いですよ! すぐ「マーリン」がトレンド上位に食い込んでくるのはそういうことやで!
「若い女性が笑顔で映っているプロフィール写真はビジネスの信頼に欠けます」という主張もどうなんでしょう。若い女性がしかめ面をしているほうがどうかと思うんですが……。そもそも配信等を見ても赤髪社長はしょっちゅうゲラゲラ笑ってる気がするんですけどね。プロフ写真はイキってますけど、サブ垢のほうは笑顔のイラストです。えぇ……?
ちょっとTwitter運用本から話は逸れるんですけど、赤髪社長はとにかく若い女性に対してとにかく笑うな、愛想を振りまくな、女性を武器にしろって言いたがるんですよ。正直、その意図は不明です。舐められない女ってそういうことなんですかね? 引かぬ媚びぬ顧みぬなの? 赤髪社長に逃走はないの? てか社長、サウザーなの?
「家政婦のミタ」の見すぎではないだろうか……。低音で愛想悪くて豪快に酒を飲むド派手で高いヒールはいて先輩のパシリになってる女性ってまず想像しにくいんですが、皆さんはイメージつきますか? 性的な目で見られることはないかもしれませんが、それ以上にめちゃくちゃ感じ悪くありませんか? たとえビジネスでも友人でも、こんな人と付き合うのは嫌だよ!!
またこの赤髪社長の理屈で行けば赤髪社長が大好きなはあちゅうさんもプロフィール写真はめっちゃ笑顔だし最近の言動は著しくビジネスの信頼に欠けているので、なんとかしろって言ってあげたほうがいいと思います。いや、あれは写真の問題ではないか……。
Twitter運用術に話を戻しますと、他のSNSをやれとも言っております。その意図はわからんではないよ。サービスによって棲み分けが全然違いますし。そういえばこの間、YouTubeのノリでTikTokに殴り込んだイケハヤがお得意の職業disを繰り広げて大炎上するという事件もありましたね。勉強になるなあ。
実際、うまくいかなかったと語る赤髪社長のインスタグラムはなんとも微妙。赤髪社長を見るくらいなら鈴木達央のインスタを見たほうがずっと心が安らぎます。しかし、Twitter運用術といいながら他のSNSを勧めるというのは本末転倒ではありませんかね!? しかもTwitterが合わなかったら他のSNSに進出しましょうとか……恐るべしTwitter運用術!! 合わない人でも合わせられるようになるために運用術があるのではないのですかー!! 違うのかー、そっかーじゃあ仕方ないなあ。
えっ、SEOとはアナリティクス?
前の教科書でもSEOホントにわかってんのかなこの人、という話は書いた気がするんですが、Twitter運用本においてもまだ「私はホームページ制作会社でSEO対策をやっていたからそのスキルをTwitter運用で活かせた」などと言っています。(それにしてもこの「ホームページ制作会社」とかいう言い方の野暮ったさよ……。)
SEOとTwitter、だいぶ違う気がするんですけど、その経験によるところの運用術とはTwitterのアナリティクスを使いこなしましょう。スマホだとエンゲージメント率の計算ができないのでPCから見ましょう。SocialDog無料版も使うといいよ。私は有料版使ってるけどね。以上。そしてグラフの画像が数点並べられていますが、見方や分析方法などの詳しい説明は特にないです。これが例の当初1,800円予定だったのが1,250円に変わった部分だと思われるのですが、そんな難しい話ですかね、コレ……? 画面をドン!と置かれているだけで説明一切ないほうが不親切に見えるんですが。
なぜこのツイートが延びたのか、なぜこのツイートは反応悪かったのかって分析の話をしなければ意味がないのではありませんか? この人はこういうツイートのときにはいいねを押してくれるけどこっちのツイートには押さないんだなとか、ってキラ子がそれを追記してどうするんだーーーー!
そういった解説部分が難しいって、出版前にも関わらず一体誰に言われたんでしょうね。4月にやったとかいう講演会でのことなのでしょうか。それにしても「中二でもわかるツイートを心がけろ」というくらいなんだから、中二でもわかる解説をしてくれてもいいのではないですかね。
そもそもこれらの知識、何一つSEOではありません……もうキラ子、2年くらい界隈が言うところのSEOて間違ってるよと言ってるんですが、まだ言わなきゃいけないんですかね。いい加減疲れたよパトラッシュ。
だいたい今の時代、SNSでフォロワーを増やすのとSEO意識するのはイコールにならないんじゃねえかなって気がします。トレンドワードを追いかければインプレッションは増えるかもしれませんが、ただ流行にのっかっただけのツイートでフォロワーが激増するってことはよほどネタを持っていない限り、ないと思います。
そもそも、赤髪社長がホームページ制作会社をやってたのって数年前のことですし。SEOといってもGoogleのアルゴリズム変わってるから通用しませんよ今……だいたいこのTwitter運用本を告知してるサイト( https://www.akagamisyatyo.com/ )でさえ、全然検索上位に出てこないじゃないですか! ましてやTwitterに転用とは一体どういうこと!?
初級編ということもあるからチラ見せにとどめているんでしょうか? このクオリティで中級編とか上級編とか出されてもお察しレベルなんですが。あまりにも言葉足らず、説明足らずです。1,250円も払う内容ではないですし、やっぱりこれは情報商材の域を超えるものではありませんでした。
情報商材っていったら赤髪社長はスゲー怒るんだけどさ、これもう、どこからどう見ても情報商材レベルですよ。「情報商材と普通の本は対して違わないのに情報商材ばっかり叩かれる」って界隈の皆さん言うんですけど、それはあまりに出版業界をバカにしすぎです。界隈が好きそうな本は確かに微妙なものが多い傾向にありますが、そうでない出版物はもうちょっとシビアにいろんなことを考えて知恵絞ってますし、ましてやこのような実用書の場合、推測で書かれている文章には容赦なくダメだし、ソースの出典が求められるものです。
キラ子が一番怒ってるのはこの件ですよ
さて、ここからはTwitterでも触れていない件です。Twitter運用術最後の章、「誹謗中傷への対処」。批判も中傷も一緒くたにしがちな界隈あるあるですね。そのなかで赤髪社長は「反論されて自分が間違っていると気づいたときは素直に謝る」と書いています。DMでの暴言の件を謝罪してるふしはどこにも見当たらないんですが一体……そしてこんなことを書くのです。
Twitterでの誹謗中傷に悩んでいた22歳の女の子が自殺したことで日本でも誹謗中傷についての議論が盛んになっています。(原文ママ)
あのさあ……。これ、年齢も性別も明記してることから明らかにどの件かは明白なんですけど、もしもそれだとしたら赤髪社長は大変なミスをしています。
もしも、その件だとしたら、自殺とは発表されてないんだよ。遺族含め誰もそうとは(含みを持たせているけれど)言ってないんですよ。何を勝手に決めつけているんだ! 適当なことを書くな!! そもそも荒れてたのはTwitterもだけどインスタもひどかったんです。どうせこの件で初めて知ったくせに何をわかったようなことを言っておるんですかね。キラ子大激怒。
赤髪社長に限ったことではありませんが界隈、あまりに彼女の扱いを自分の言い分に利用しすぎています。名前は出さないが、あいつもこいつもだよ! まさかそこに赤髪社長も乗っかってくるとはな! そんなことを言いながら「SNSでどれだけ嫌われてもリアルのほうが大事」だそうですよ。なんにもわかってないではないかー!
この件については即刻差し替えを求めたいところです。Twitterのロゴ改変も怒られないうちに直したほうがいいですけどね。
自費出版の恐ろしさはこういうところにあります。第三者の目が入らないから、どんなトンデモ理論でも販路に乗ってしまうということです。
Kindle版のイラスト、全部潰れてまっせ※今は修正されているかも
さてKindle版は「ページ数が異常に多くなるバグがあった」ということで販売が停止され上記に載せたリンクも今は404になっている現在ですが、ページ数よりも、画像のほとんどが歪んで配置されていたほうが気になりました。読めねえよ。
こちらもURL変更後は修正されたと思われます。ってか旧版購入者への救済措置をくれ〜〜〜また新たに買わなきゃ修正されないなんてヒドいよ〜〜〜。
さてあとがきで本人曰く。本を出したいといったら出版社からオファーがあったらしいのですが、「自分でも出版はできる」ということをアピールしたくて「セルフ出版」の道を選んだそうです。その結果がコレですよ。素直に出版社の話に乗っかってたらよかったのに……ホントは向こうからお断りされたとかいう悲しい真相でなければね!
「セルフ出版をもっとメジャーなものにしたい」とか仰っていますが、ようするにこれは自費出版のことで、マイナーな話ではないです。赤髪社長が生まれる前にはとっくにありましたよ。同人誌=アニメオタクの作るものとか思っているかもしれませんが、最近は技術書典といった在野の研究者たちを中心としたイベントも開催されていますし、コミケにあっても二次創作以外のエリアも大変充実しています。社会的地位の高かった老人向けに自伝の出版と称して大金を巻き上げる商法も、随分前から有名です。
東京オリンピックの開催があやふやになってそのあおりを食らっている出版業界とはいえ、今更赤髪社長ごときのインフルエンス力に頼りますかね?
それより餓死する子供を救う話はどうなったのか。「世界で餓死する子供をなくすことをできるのは私だけ」なんて大きなことを言ってるからどんな事業をやるのかと思ったら、そういった支援を行っている団体のイベントに普通に参加しているのでした……まだその地点にいるのか。遠いよ。
それで今度は「10年後には世界的ベストセラー作家にもなってる」。世界的ベストセラー作家、皆さんは誰を思い浮かべましたか? キラ子はスティーブン・キングが浮かんでいます。そのレベルにあとたった10年で赤髪社長が肩を並べると。
……
ないわー。
お金を積んで天才編集者と呼ばれる人にでも頼めばそこそこ売れてる感は出せるかもしれませんけどね? と思ったら活動自粛してるんだった。ちょっとタイミング遅かったですね、赤髪社長!
最後に
一応ポジティブめな感想もいただいたので載せておきます。人生は短くないワロタ。
って、なんでキラ子がこれやってるんだよ。
実際、赤髪社長に群がって「買います! 勉強させていただきます」と言ってるフォロワーの皆さん、言うだけで全然感想アップしてないんですよね……まだ発売から1日も経ってないのですが、キラ子のフォロワーの皆さんのほうが行動力あるじゃないですか。Kindle版はすぐ販売停止になったというのに……。
まさかとは思いますが、ブロックされるのが恐くて、赤髪社長のフォロワーは直球の感想を言えなくなってるんじゃないでしょうか。それは果たしてSNSのインフルエンサーとやらの健全な姿、なんでしょうか? むしろそれは言いたいことも言えないこんな世の中じゃPOISON国家になっているのではないでしょうか。この間のはあちゅうさんもヒドかったけど、赤髪社長も同じ道を辿るつもりなのですか? やめておいたほうがいいと思うな〜〜〜。
そしてこの調子で、1ヶ月後に出版されるという紙の本は本当に大丈夫なんでしょうか……? いろいろと不安は募りますが、もうキラ子の懐が痛むことはないと思うので生暖かく見守ろうと思います。
それでは今日はこのへんで! お付き合いいただきありがとうございました。