医療広告ガイドラインを守る気がない赤髪社長(自称SNS運用プロデューサー)

キラ子ですよ。相変わらず赤髪社長には飽きています。
「飽きていてもnote書くんだ?」って言われそうですが(というか前回言われた)、別に事実の記載をする程度なら飽きとか関係ないですからね。やる気がなくとも、文章くらい書けますよ。時間さえあればね!
というわけで、ゲームのスタミナ回復の時間を待ちながらこの記事は書かれています。今はツイステとシャニライとヒプマイARBのイベ回してますが、とうらぶのように脳死周回する労力がなくてもできるので若干の時間と気持ちに余裕があります。FGOのイベントがはじまる気配はありますが、なんとかGW中に龍が如く7とバディミッションBONDは終わらせたいものです……どこにも行けないしね〜。

いや、ゲームの話はええんや。本題ですよ、本題。医療広告ガイドラインについてはちょっとウルサイ、いや、けっこうウルサイキラ子です。前に書いた記事はわりと広告業界からの反応も多かったのですが、そろそろ忘れられてきた頃かと思うのでしつこく言います。もっとSNSで皆さん、ご指摘していきましょうや! こんなの一発でアウトやないか!

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誘引性を伴う口コミの投稿

(3) 患者等が自ら掲載する体験談、手記等
自らや家族等からの伝聞により、実際の体験に基づいて、例えば、A病院を推薦する手記を個人Xが作成し、出版物やしおり等により公表した場合や口頭で評判を広める場合には、一見すると本指針第2の1に掲げた①及び②の要件を満たすが、この場合には、個人XがA病院を推薦したにすぎず、①の「誘引性」の要件を満たさないため広告とは見なさない。
ただし、A病院からの依頼に基づく手記であったり、A病院から金銭等の謝礼を受けている又はその約束がある場合には、①の「誘引性」を有するものとして扱うことが適当である。また、個人XがA病院の経営に関与する者の家族等である場合にも、病院の利益のためと認められる場合には、①の「誘引性」を有するものとして、扱うものであること。
(5) 患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談
省令第1条の9第1号に規定する「患者その他の者の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又
は効果に関する体験談の広告をしてはならないこと」とは、医療機関が、治療等の内容又は効果
に関して、患者自身の体験や家族等からの伝聞に基づく主観的な体験談を、当該医療機関への誘
引を目的として紹介することを意味するものであるが、こうした体験談については、個々の患者の状態等により当然にその感想は異なるものであり、誤認を与えるおそれがあることを踏まえ、医療に関する広告としては認められないものであること。
これは、患者の体験談の記述内容が、広告が可能な範囲であっても、広告は認められない。
なお、個人が運営するウェブサイト、SNS の個人のページ及び第三者が運営するいわゆる口コミサイト等への体験談の掲載については、医療機関が広告料等の費用負担等の便宜を図って掲載を依頼しているなどによる誘引性が認められない場合は、広告に該当しないこと。

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クリニック側では「キャンペーン」「今だけの特別価格」

(8) その他
品位を損ねる内容の広告、他法令又は他法令に関連する広告ガイドラインで禁止される内容の広告は、医療に関する広告として適切ではなく、厳に慎むべきものであること。
ア 品位を損ねる内容の広告
医療に関する広告は、患者や地域住民等が広告内容を適切に理解し、治療等の選択に資するよう、客観的で正確な情報の伝達に努めなければならないものであることから、医療機関や医療の内容について品位を損ねる、あるいはそのおそれがある広告は行わないものとすること。
① 費用を強調した広告(以下略)

前にも書きましたが医療広告ガイドラインは医療機関の発信するWebサイト、SNSだけでなく、一般人も対象となっています。中でもInstagramはオシャレにまぎれてガンガンに抵触しているユーザーのSNSだとも言われています(キラ子の感覚値です)。つまり、赤髪社長も、赤髪社長がお勧めだよ!といっている医療機関も足並み揃えてガイドラインに抵触しています。

もう今更ご指摘するのも恥ずかしいくらいにアウトです。電車広告などでそろりそろりとファールラインを踏み越えるか越えないかのあたりに足を伸ばしている某大手クリニックとはわけが違います。
赤髪社長はSNS運用プロデューサーとして美容系のクライアントも手がけていると広言してるんですが、医療広告ガイドラインについては無知な模様。いかんでしょ。もはや医療広告ガイドラインは広告業界では常識となっているくらい知ってて当たり前の知識で、社長とクリニックのInstagram投稿は誰が見てもアウトと判断てきるくらいには常識となっています。

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「常識とかまじどうでも良い」と言いますが……

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これは本当に、やめてほしいことです。
もうね、「アメブロ1ヶ月の間、1日2回記事を更新したら銀座のランチにご招待します(旦那の金で)」とか、Clubhouseで相変わらず例の映画監督とつるんでいるとか、そういうのはもう勝手にやってくれていいんですが(それってどうなのとは思っていますが)、医療広告ガイドラインに抵触するのだけは本当にやめていただきたい。なんでって、皆の迷惑なんですよ。
医療広告ガイドラインってね、医療法なんです。法律です。常識以前の問題として法律くらい守れよと言いたい。まあ、これまでにもさんざん赤髪社長は法を無視した言動を繰り返してきているんですが(路上駐車して撮影だとかヤクザの事務所に売り込みにいくだとか)、今回のは世の中へのご迷惑のかけ方が桁違い。回り回れば、私にも、そして赤髪社長自身にも迷惑な話となります。
今だって医療広告ガイドラインを守らない医療機関やインフルエンサーはたくさんいて、こんな状況下にそんなこと言ってる場合かと言われる向きもあるかもしれませんがこんな状況下にもガイドラインすら守れない人がいることの方がずっと問題です。このようなSNS無法地帯が続けば続くほど、医療広告ガイドラインの規制がさらに厳しくなることも考えられます。そして何より、ガイドラインを守った広告運用を心がけている医療機関や広告代理店がバカを見ます。

そもそも・ですよ。なんでこんなにガイドラインがぐっと厳しくなったかというと、それまでの医療広告、特に美容医療分野においては無法地帯の修羅の国だったからです。
激しい加工を行ったビフォーアフターの症例写真や低価格をうたったキャンペーン施策もインフルエンサーのステマも、なんでもOKと呼べる状態だったんです。
その結果どうなったかというと、低価格で足を運んだユーザーへの過剰な高額サービスへの営業や、サイトに上がっている写真とは似ても似つかぬ仕上がり、賛美の言葉しか載らない口コミ、インフルエンサーによる激しいステルスマーケティングなどでクレームが発生し、国民生活センターに大量の苦情が寄せられたのです。こりゃいかん、というわけで元々ゆるゆると運用されていた医療広告ガイドラインは少し規制が厳しくなりました。(ついでにいうとゆるゆる時代のガイドラインさえ無視して皆にドン引きされたのが当時の「キレナビ」です。今は運営会社も変わりました)
そういうことから議論を重ね、医療広告として該当する範囲を現代の時流にあわせて明示し、クレームになりそうな場所を徹底して規制することになったのが2018年に改訂された医療広告ガイドラインです。それを、赤髪社長は土足で踏みにじっているのです。「常識なんてどうでも良いわ」と言いながら。よくねえよ。買ってる分もあるとはいえ大量のフォロワーを抱えたアカウントがそういうことをしてる時点でダメなんですよ!

もちろん、これをやってるのは赤髪社長だけではありません。他のクリニックも前にも書きましたが未だにガイドラインをガン無視したInstagram投稿を行っていますし、見るたびにキラ子は粛々と通報しています。

当然今回も通報しました。「他の人もやってるのに私だけどうして文句を言うのか」と赤髪社長は思われるかもしれませんが、それはね、これが「赤髪社長を見守るマガジン」だからですよ!

ちなみにこのガイドラインに抵触した投稿を続けると、医療機関に直接注意と指導のお手紙が届きます。受け取った人によってはドチャクソ怒られてる、くらいに感じる程度には厳しいご指摘が入った文書です。
赤髪社長がガイドラインを知らない(あるいは知ってて無視)ばかりに、お世話になった医療機関に多大なご迷惑をかけるわけです。もっとも今回の場合は医療機関自身もアレな投稿をしているので赤髪社長のせいばかりにはならないかもしれませんが……。
しかし、医療機関サイドからしてみたらどう思いますかね?「赤髪社長、美容のSNS運用は詳しいといってるのにガイドラインに觝触してることを教えてもくれなかった!」と思われても仕方ないんじゃないですか? いや実際そうなんだろうけど。またクライアントの信用を失いますね! キラ子にしてみりゃどうでもいいけど!

でも、医療業界とくに美容医療に関していうと、こうした遵法精神のないインフルエンサーの行動というのは巡り巡って業界全体に迷惑がかかることになります。繰り返しになりますが、自分だけならガイドラインを無視しても良い、あるいは、他のインフルエンサーも同じようなことをやっているから。などという甘ったれた言い訳は通用しません。美容に強いとうたうインフルエンサー界隈の信用を損ねますしこれがきっかけでガイドラインがさらに厳しい規制を課すようになったら全体から顰蹙を買ってしまいます。そのくらい全体的に迷惑なのです。

キラ子はもう美容医療系の医療機関との関わりがなくなって久しいのですが、ガイドラインを粛々と守りながら集患を頑張っている医療機関はいくらでも知っています。
とかく悪く言われがちな美容医療業界ですが、なかには良心をもって患者の悩みに精一杯応えようとする心あるドクターや医療関係者がいることも知っています。反面、金のためだからと広言し、エビデンスも微妙な治療をさもなんでも効くかのようにうたう●●野郎な医療関係者も知っています。その曖昧なバランスの上で、提供される情報(広告)を公正にユーザーが判断できるために存在しているのが医療広告ガイドラインなんです! 何にも考えていない赤髪社長の行動は、すべての医療機関とその利用者を混乱に招くきっかけにならないとも限らないのです。
赤髪社長におかれては、一度で良いから医療広告ガイドラインをよく読むことをお勧めします。また最近、弁護士と仲良いらしいじゃないですか? 誰かさんのことはすっかり忘れたように言及しなくなったみたいですけど……。でも弁護士にも得意/不得意な方面があるのよね。全ての法に万能な弁護士ってなかなかいないと思うんです。医療広告ガイドラインについて詳しい弁護士はまた別にいるので、一度調べて、ちゃんと詳しく話を聞いてみてほしいところです。赤髪社長がこれからも美容のSNS運用は得意などと広言したいのならね! もしそれもめんどくさい、金がかかるのが嫌だというのなら即刻その看板はおろしてくれマジで。私はガチだぞ。

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記事を書いてる先からどんどん抵触していくのはほんとにやめてほしい……

そんな感じです! 今回のマガジンはこれにて終了! 次号をお楽しみに〜!