【来世の俺にとどけ】感謝してるか
お前が生きてるのは、たくさんのひとの助けによってだ。
産まれるのだって、母さんがいて、病院の先生がいて、お腹のなかにいるときから顔もしらないひとに、お前は助けられている。
10カ月。
10カ月のあいだに、母さんになにかあればお前の命はなかったかもしれない。
生まれたのはエッチしたからじゃなく、望まれたから。
それは、かあさんやとおさんだけの望みとは限らない。
お前は望まれて生をうけ、たくさんのひとに生かされていることを考えて欲しい。
前世の俺はきづくのに時間がかかった。
だから来世では早くきづいて、もっと感謝をしてほしい。
いまの俺は自然に感謝できる。
「ありがとう」って言えるし、「いただきます」も言える。
手を合わせて祈ることもできる。
いまのお前にはできるか?
右手にはだれかのこころ。
左手にはじぶんのこころ。
手を合わせるというのは、だれかのこころと、じぶんのこころを合わせることなんだ。
せっかくお前に届いたのなら、いまやってみろよ。
感謝のきもちがわいてこないか?
わいてきたならあと一歩だな。
どんなピンチにも感謝して、全部チャンスに変えちまえ。
大丈夫、お前ならやれる。
俺だってできたんだから。
いいか、とにかく感謝のこころを忘れるなよ。
無機物だろうと関係ない。
だれかの手、自然の手によってお前のめのまえに現れていることに感謝しろよ。
きっとなにかの役に立つ時がくる。
そして、俺の運命のひとと出会って、もっと楽しい人生を歩んでくれ。