フツウにしょぼいシンドローム

先日、授業でプレゼンしたんです。グループで、一泊二日のインバウンド向けの旅行プランを。

驚いたのは、どのプレゼンも、しょぼいこと、しょぼいこと。
救いなのは、教え子たちがまだ一年生なこと。

定型発達シンドロームなのでしょうか。
ふつうに成長した子って、先生の言うことをちゃんと聞いて、まわりと同じようにふるまいます。
権力者の意向を忖度し、集団の平均値を察知して、自分をそれにあわせます。
それが、「イイ子」
いわゆる、空気をよく読む子。
時には自分を捨ててまで。
いや、そもそも自分を持たないのか。

怖いのは、集団の中にしょぼい子が多いと、平均値はしょぼくなり、しょぼいことが善に。
すべてのプレゼンがしょぼかったのは、そのせいじゃないか、と。
イケてるプレゼンしたら、その平均値から逸脱してしまう、それが恥ずかしいのかな。

うちの職員室もその傾向があります。
今、教育界は、三十年に一度の大変革期。
にもかかわらず、平成もとっくに終わった令和に、
昭和スピリットを貫くセンセイたちがマジョリティ。
で、マジメなセンセイたちは昭和魂を貫いています。

残念です。

お店だったら潰れます。
病院だったら死体の山です。

異常な社会では正常であることが異常になります。

自分の頭で考え、
自分の言葉で語り、
自分の人生の主人公にになる。
他人の人生の脇役じゃなくて。


これが、異常でいいのか?



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