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言葉の力とエネルギー
言葉は単なる音や文字の集合体ではなく、それに宿るエネルギーが大きな影響を持つもの。誰もが日常で使う「言葉」には、時に人を傷つけ、時に癒す力があります。そして、その力をどう活かしていくのかは、自分自身の在り方次第です。
今回のブログでは、私が過去に感じた「私の言葉は人を傷つける」という思い込みと向き合い、【まなゆい】の実践を通じて言葉の本質に気づいた体験をお話しします。
1. 子どもの頃に受けた言葉への影響
過去の私は、言葉に対してずっと苦手意識を抱えていました。
子どもの頃、こんなことをよく言われたのです。
言葉を知らん!
言葉遣いに気をつけなさい!
我がままだ。
可愛くない。
こう言われるたびに、「私は言葉の使い方がなっていないんだ」と思い込むようになりました。
2. 言葉が作り出した思い込み
でも、よくよく思い返すと、
誰も「正しい言葉の使い方」を教えてくれたわけではありませんでした。
どうしていいのか分からないまま、言い争いになったときも、言いたいことがあっても、結局グッと口をつぐんでしまう。
そんな自分に、また「可愛くない」と言われる。
悪循環ですよね(笑)。
心の中では、たくさんの思いが溢れて叫んでいるのに、それを言葉にできないもどかしさ。
3. セッションで気づいた深い原因
そして、こう思い込むようになりました。
「私の言葉は人を傷つける」
さらにその思い込みが強化されていくと、それが当たり前の状態に。
私の言葉=人を傷つける、というのが私のデフォルトになってしまったのです。その状態が続いてしまうことで、その思い込みに自分では気づけなくなるんです。
4. 母への言葉と思い
この思い込みを思い出したきっかけは、他者との対話でした。人のことはよく見えるのに、自分のことは見えない、分からない。本当に厄介なものです。
でも、それがこの世界に他者がいてくれる理由なのかもしれませんね。
そんな私ですが、セッションを通して気づいたことがあります。
言葉の問題だと思っていたけれど、実はもっと深いところに原因があったのです。
それは、私が産みの母に言い放ったある言葉でした。
「頼んでもないのになんで産んだんだ!」
この言葉で、私は実母を泣かせました。
あの時のことを思い出すと、今でも心が痛みます。
あの言葉を使ったのは、「母を傷つけるため」と同時に、「自分自身を傷つけるため」だったのではないかと気づきました。
その後、無意識のうちに罪悪感を抱えたまま生きていたのです。
5. 【まなゆい】との出会いと変化
【まなゆい】は、すべてを肯定し、受けいれ、自分を認め、ゆるし、愛する言霊メソッド。このシンプルなプロセスを通じて、私は少しずつ変わっていきました。
例えば、自分にこんな問いかけをしました。
「私の言葉が人を傷つける」という思い込みを肯定したら、何が見えてくる?
私がその言葉を使った背景には、どんな思いが隠れている?
私は本当はどうしたかったんだろう?
こうして、心の奥に隠れていた感情や願いに気づいていきました。
6. 言葉とエネルギーの関係
【まなゆい】を続けていく中で、私は気づきました。
言葉が人を傷つけるのではなく、その言葉に乗せられたエネルギーが人を傷つけたり、癒したりするのだと。
だからこそ、私自身がどんなエネルギーでいるのかが大切だと実感しています。それを日々意識するようになりました。
もちろん、言葉遣いにも気を配りながら。でも、それ以上に大事なのは、私自身の在り方。
7. 未来への問いかけ
【まなゆい】を通じて、過去の自分を受けいれ、「私の言葉は人を傷つける」という思い込みを手放しました。その結果、今では「私の言葉は人を癒すことができる」と信じられるようになりました。
自分の過去を振り返りながら、言葉の大切さ、そしてそこに宿るエネルギーの影響を改めて感じる日々です。
あなたは、どんなエネルギーを言葉に乗せていますか?