全国通訳案内士試験、どうやら実施されそうですね

こんにちは、オオシマです。

全国通訳案内士試験について、詳細が官報に掲載されたそうです。どうやら試験実施で本決まりなんですかね。

公開情報


JNTOのウェブページにて、以下の【お知らせ】が公表されました。 

【お知らせ】 
2020年度全国通訳案内士試験のガイドライン、官報公示、施行要領を、本日公開しました。 
次のスケジュールを予定しています。 
◇願書配布・受付(予定):2020年  6月 1日 (月) ~ 6 月 24 日(水) 
◇筆記試験(予定):2020年  8月16 日(日) 
◇筆記試験合格発表(予定):2020年 11 月 5日(木) 
◇口述試験(予定):2020年 12月13日(日) 
◇最終合格発表(予定):2021年 2 月 5日(金) 

なお、現時点では、2020年8月16日(日)に実施する方向で準備を進めておりますが、 
緊急事態宣言等の方針および新型コロナウィルス感染症を巡る状況の変化に伴い、 
延期・中止等となる可能性もあり、上記スケジュール等に変更が生じる場合があることを 
ご了承下さい。 

実際には?

官報にも同様の記載がされているようですので、実施は間違いないところでしょう。もちろん早めに第2波、第3波がくれば、急遽中止もありえるのでしょうけど。

実施するにあたっては受験生同士の席の間を大きく空けることになるのでしょうか。昨年受けた時は、大学の大教室で3人がけの机の両端に1人、すべての列に席が設けられてましたが、これだといわゆる密の状態でしょう。予想としては、3人がけの机を1人で。すべての列にではなく3列に1人(2列は空ける)という感じになるのではないでしようか。これだと昨年ならば6人座れたところに1人しか座れないことになるので、例年通りの受験者数であれば6倍の教室数を準備することになります。試験官も3倍は必要でしょうね。運営側も大変ですが、仕方ない。幸いにして夏季休暇中の大学なんて教室はたくさん余っているので、部屋を押さえることに問題はないでしょう。

どうせなら、ごく一部のエリアだけで試験を行うのではなく、これまで行われてこなかった都市でも実施すればいいのにと思いますが、はたしてどうなることでしょうか。

受験する人は減るのか?

インバウンドが壊滅的になってしまった今、この状況の中で一体どのくらいの人が受験するのでしょうか。今すぐガイドやりたいという人には状況が悪すぎます。すでに資格を持っていて実際にガイドしてる人が廃業転職を考えているという現状ですので、今すぐにでもという人は減るでしょう。

しかし、単に資格マニアの人、難関英語系試験と位置づけている人、こういう人たちは変わらずに受けるでしょう。ガイドビジネス関係ないので。

また、これまで何度かチャレンジしてて、複数科目で昨年度合格してて免除科目がある人も受けるでしょう。もったいないですし。特に昨年度1次全科目合格しておきながら2次で不合格の人も受けるでしょう。8月の1次は受けなくていいわけですしね。まあそんな人は40数人ほどしかいないんですけども。

ワクチン開発が来年夏までには完了し、そうすればインバウンドも2021年後半から戻るよと予測することも可能でしょう。今年の試験で合格すれば、合格の半年後くらいからガイドとして稼働できるわけで、合格から仕事を得るまでの準備期間にそのくらいかかるよという見込みを立てれば、やはり今年度の試験に合格してたほうがいいわけです。そもそも合格率が10%を切っている試験ですので、2年3年計画で取り組むと腹をくくるのであれば、やっぱり今年の試験を受けておくべきですし、そういう意味でも試験が実施されそうになってきたことは、すべての志望者にとって朗報だなあと思った次第です。

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