小樽くらし 0808-0814
8月8日(月)
出張2日目。
打ち合わせがお昼からだったのでホテルでたっぷり寝坊した。
錦糸町といえばここ!板橋に住んでいた頃好きでちょこちょこ来ていた「喫茶ニット」に行く。
数年ぶりに行ったら店内が禁煙になっていて時の流れを感じる。最後に来た時は煙草の煙で空間が乳白色に包まれて、薄くヴェールをかぶせたみたいだった。
私自身は煙草を吸わないけど、煙たい喫茶店に愛着があったので少しだけ淋しい気持ちになる。
ホットケーキは相変わらずばいんばいんで美味しかった。
途中からおなかがパツパツで苦しく、背もたれにぴったり背中をつけて、行儀悪くスカートの背中側のホックを外した。
先方との打ち合わせの前に、事前の社内の打ち合わせを行い、おおむね滞りなく業務終了。
細かすぎることなのだけど、手土産を渡すタイミングを探るのにいつも疲れる。
だれか横から「ハイ今!今です!ここで!お土産ターーーイム!!」って銅鑼を鳴らしてほしい。ぼわわぁぁぁん。
一旦ホテルに戻って楽ちんなワンピースに着替え、ダメ元で友達を飲みに誘ってみた。
あまりにも急なお誘いだったのでぜったい来てくれないと思ったのに、二つ返事で来てくれて感動した。
赤羽でたっぷり飲み食いする。
相手は私側がだいぶ気を許している男の子だったのですが、(向こうがどうかはわからない、すごい気を遣わせたかも)向こうも向こうでさりげなく気を遣ってくれつつ、めちゃくちゃ気楽な距離感で、これこそふらっと会える男友達!有難い...と思った。
安心して好き勝手あーだこーだ言ってお腹いっぱい食べた。楽しかった。
帰りの電車、心地よい眠気が襲ってきた。
都会だなぁ。懐かしさを感じる一方で、ここで暮らすことはきっともう無いんだろうな、とも思った。
8月9日(火)
出張最終日。
かなり初っ端から上司に軽く詰められてヒャッとなる。
怒られぬこと、余計なことを言わない・しないことだけを心がけて乗り切った。
帰りの飛行機は社の人と席がバラバラで、搭乗する前に終業の挨拶を済ませた。新千歳に着いたら勝手に解散でよいとのことでホッとする。
自分の座席に乗り込んでシートベルトをとめ、目を瞑った瞬間から記憶がない。
どっぷり寝た。
飛行機乗る時、昔は必ず窓側の席を取っていたのに、今は必ず通路側だな。
帰り道、めちゃくちゃ楽しみにしていたライジングサン、カネコアヤノが出場キャンセルと聞きだいぶショックを受ける。
なんてこと...必ずいつか生であの姿を拝んでやる...。
8月10日(水)
出張明け、仕事。
仕事でこちらに来ていた友達と夜飲みに行く。
先日の友人と同じく、この日も知り合ってそんなに日が経っていないけど楽ちんな男友達で、とっても楽しかった。
大人になってからも友達ってできるんだなぁ。
日付が変わるまで飲み、食べ、大笑いし、友人をホテルまで送り届けて実家に帰った。
夜の公園は、お昼間の暑さをほんのりのこしたままそれなりに冷めた空気が気持ちいい。風が吹いてくれたら最高!と思う。
北海道の夏はぜんぜんむわむわしてなくてさっぱりしてる。
過ごしやすくて嬉しいと同時に、あのむせかえるような暑さが恋しい時もある。
ないものねだりだなぁ。
8月11日(木)
仕事。
全然気持ちが乗らず程々に切り上げて退勤。
夜、大学からの友達と電話をした。
仕事のこと、人間関係のこと、それぞれが置かれた環境のことを話し合って、気持ちを整えた。
あとめっちゃリモートワークしたい!
8月12日(金)
待ち侘びたライジングサンロックフェスティバル!
この日のために奥歯を噛み締めて唸りながら乗り切ってやってきた。
お目当てのカネコアヤノは出演キャンセルになってしまったけど、存分に楽しむぞと意気込んで出かけた。
嬉しい!嬉しい嬉しい!!
行きはJR手稲駅まで出て、そこからシャトルバスで会場まで。
自分の格好がいかにも夏フェス!って感じでちょっと恥ずかしい。
往路は、12日の0時00分からのチケット競争でバス券を勝ち取った。
帰りも会場から手稲駅までのバス券を買いたかったけれど、全て売り切れてしまい断念。
一緒にいく友達と相談して、帰りはタクシーに乗合することにした。
シャトルバスを見つけてそっと近づいていくと、スタッフさんがすぐ気づいてくれて即検温、既定の乗車時間よりだいぶ早かったけれどすぐにバスに乗せてくれた。
友達が後から来ることを伝えて車内で待っていると、程なく友人登場。
スタッフさんに「あっお友達?はーいお友達だってー!」「ハイッお友達ねっ」「お友達!中に居ますからねぇ!」とお友達を連呼されながら案内されたらしく、初っ端からハッピージャムジャム最高って感じでした。踊ろうよ!
会場は前日の悪天候のせいで足元はひどくぬかるんでいたけど、天気もよく最高だった!
暑い!一曲もきいてないけど既に暑い!
体をとにかく冷やそう...とかき氷を決める。その後も米風亭の油そば、ブルーシールのアセロラアイス、豚丼と、しょっぱいものと甘いもののサンドイッチで栄養をとった。
聴いたのはクリープハイプ少し、sumika、中村佳穂少し、岸田繁(くるり)、アジカン少し、締めのクリーピーナッツ。
昔よく聴いていた懐かしいアーティストから、あまり見聞きしない自分にとっては新しいアーティストまで様々。
sumikaのボーカルがカッコ良すぎて、本当に同じサークルとかクラスとかバイト先とかに居なくてよかったと思った。まじで危ない。カッコ良すぎる。
くるりを聴き終わって、横をみたら友達がボロボロに泣いていた。
昔の曲ばっかりだった、二曲目はめちゃくちゃ歌詞がキモいんだけど、でもめっちゃ好きな曲なんだ、と話してくれて、この人と来れて本当によかったなと思った。
私も二曲目、好きだった。
クリーピーナッツは本当にラジオで少し知ってるくらいで、まともに曲を聞いたことがあまりなかったのだけど、ラストを締めくくるのにふさわしいステージだった。
めちゃくちゃ楽しかった。めちゃくちゃ楽しかった!
6年前、同じ友人とライジングに行った時も、そっくり同じ事を思ったけど、美味しいごはんがあって、大好きな友達がいて、そこに音楽が流れているだけで、最高に幸せ。
帰り道、「前行った時の最高が更新された」と友達からLINEが来て、本当に嬉しかった。
帰り道のBGM。
感極まって帰りの電車で泣いた。
8月13日(土)
仕事。(ライジング2日目!ほんとは行きたかった。)
夜、急遽出演が決まった藤井風のステージが生中継されるということでお風呂あがりにしっかり見た。
途中、コロナで出られなくなったアーティストの楽曲をカバーする局面があり、カネコアヤノの「祝日」を弾き語りしてくれた。
信じられないくらい、怖いほど、嗚咽しながら泣いた。
ありがとう藤井風。
なんて素晴らしい曲なんだ...。
初めてまともに藤井風の曲を聴きましたが、これから応援します。
「きらり」、良い!
先日飲んだ友達が、ライブ中継今すぐ見て!と連絡くれたのも有り難かった。
8月14日(日)
休日。
喫茶店でナポリタンとカフェラテを頼んだ。
ずっと気持ちとか神経とかが突っ張っているような感じがして、最近すごく疲れやすい。
うまく緩められるように、考え方のクセとか、思考回路の通り道を少しずつ変えていかないといけないなと思う。
気持ちの揺れ幅が大きすぎて、自分に振り回されっぱなしの一週間であった。
それなりになんとなくで、毎日さらりと過ごしたいよ〜。
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