小樽暮らし 02/26-03/05
02/26(日)-02/28(火)
まとめてドサッと失礼します。
職場には3月1日から復帰することになっているため、退院後は実家に身を寄せて過ごした。
熱は下がったものの、血液成分が正常値に戻っていないからか、常にふわふわの雲の上を歩いているような感覚で、なんだか落ち着かないというか心もとない。
以下、出来事の殴り書き。
・ジェルネイルが伸びきってしまったため、仕事復帰の前にネイルサロンに行った。サロンは実家から徒歩数分の場所なのに、行って帰ってくるだけでへとへとに疲れてしまった。こんなんで職場復帰できるんやろうか、と不安になる。ネイリストさんに体調不良のことの顛末をつらつらと話し、「もうほんとに絶対転職しな」と強く言われる。本当にその通りと思う。
・ネイルの帰り、ずっと気になっていた近所のケーキ屋さんにふらっと寄ってみる。家族分のケーキを4つ購入。素朴で余計なものが入っていない、優しい味がして良かった。クッキーとかフィナンシェとか焼き菓子も美味しそうで、また試してみたいなと思う。
・Netflixで、待ち侘びていた「ちひろさん」が公開された!!今泉監督も有村架純も大好きなので嬉しい。本当は公開日に即鑑賞するつもりだったのですが、長い映像を見切る気力がなく先延ばしにしていたのでした。
期待通りに楽しめたのですが、途中途中で頭が痛くなったり目が霞んだりして、結局二、三度ブツブツと止めて、休憩しながらの鑑賞になってしまった。
もうちょっと元気になって頭が働き出してから、もう一度見ようと思った。
・退院後、熱が下がったあとも数日は食欲が回復しなくて焦った。なんだろう、空腹感はあるのに、食欲はないという不思議な状況。食べないと栄養失調で死ぬかも、という恐怖から一生懸命食べてはいたけれど、母に「何食べたい?」と聞かれても何も思い浮かばない。
普段、食べることにかなりの楽しみと幸せを見出して生きてきたのに、ご飯を楽しむことができなくてちょっと怖かった。結局徐々に食欲も回復し、今はごはんをおかわりするくらいモリモリ食べられているので大丈夫だったのですが。
・実家のご飯が美味しすぎて本当に困る。
もちろん毎日ご馳走が出てくるわけではなく(病み上がりですしね)普段通りのおかずが食卓には並ぶのだけど、しみじみと美味しく、食欲が回復したあとはものすごい量の白ごはんを食べていた。
お母さんのご飯が世界一好きだ。
父もなにかと気を使い、私の好きなお惣菜やおやつをちょくちょく買ってきてくれた。
実家に戻るとやっぱり私は子どもで、できることはすべてしてくれようとする親のありがたみを、ひしひしと感じる。
本当に、親孝行したいと思う。
・体力低下があまりにもひどいため、ちょっとの時間でも歩かなくてはと思い、2月最終日に母とお茶に出かける。
半生タイプのパンケーキ。
よくいくカフェだけど初めて食べました。いつもはコーヒーとご飯ものばかり頼んでいる。
甘じょっぱいミルクソースがついていて、たっぷりかけてしみしみにしてから食べると美味しい!
母と半分こした。
何を喋っていても、直近の私の体調不良と、今後の仕事をどうするかの話に行き着く。
今回の入院で、もういよいよ、今の職場でこれ以上働き続けることは難しいということがわかった。心身共に無理なく働きたいだけなのに、どうしてこんな基本的なことがかなわないんだろうか...これについては、また詳しく書きたいなと思う。
カフェの帰りに雑貨屋さんをひやかして家に帰り、夜ご飯を食べ早めに就寝。
仕事復帰が嫌で嫌で嫌で仕方なくて、ため息が永遠に止まらない夜になった。
二週間も会社に行かなかったのは初めて。
また明日から、日常が帰ってくる。
冗談抜きにこのままバックれたい。
03/01(水)
絶望の朝。
本気でバックれてやろうかと思った。
ぶちぶちと悪態をつきつつ、母に見送られて出勤する。
上司や同僚に無理くり挨拶回りを済ませて、恐る恐るメールフォルダを開けたら108件の新着メール。絶句。
といっても、休んでいる間、担当業務の連絡は全て上司がやってくれていたため、ほぼCCメーだった。
資料作成とか、急を要さない作業系の仕事は綺麗にそのまままるっと残されていたため(やっぱり。まあそうよね。)、コツコツと片付けていく。
上司3人と個人面談し仕事の進捗を共有される。
うち一人の方から、次年度の異動や業務についての相談があり、入院中回らない頭で必死に考えた色々を訴えた。それに対して、会社ができること、対処できる可能性のあることを説明してもらい、とりあえず今週はゆっくり考えて翌週また話をするタイミングを作ってもらうことにした。
流石に今日は定時上がり。
まだ足元はふわふわする。大丈夫か、私。
03/02(木)
仕事。
今日もぼちぼち。
取引先と全く連絡が取れず困っている。
半月近くメールも返ってこないし、電話も出てくれない。
業界柄なのか、事務方でも連絡や報連相のやりとりにルーズな人が多いな...といつも思う。
03/03(金)
仕事。
今日行けば、今日行けば、明日はお休み!!!
出勤途中、必死にスマホを叩きお気に入りの喫茶店のクッキー缶を予約する。
数量限定でいつも早々とはけてしまうのでハラハラしていたけど、無事に一缶確保できて嬉しかった。早く食べたい〜!もう一仕事終えた気分。
めちゃくちゃ時間かかるだろうなと懸念していた書類仕事が思いの外早く終わりホッとした。
この日も定時後30分程度キーボードを叩き退勤。
今週は3日しか働いていないのに、身体の重さとだるさが異常。
徐々に良くなってきた感じはするけど、何にもないところでふらついてはつまずきかけるし、会社の行き帰りしか歩いていないのにふくらはぎが筋肉痛のように強張って痛い。
早く元気になりたい。
とりあえず仕事復帰1週目、お疲れ様でした。
🥯
熱が出る前と後で、なんだか自分の体や生活や感覚がまるっと変わってしまったような気がして、ちょっと焦る。
じわじわとそんな違和感も消えていくんだろうけど、とにかくふわふわとしていて、自分の体なのに掴みどころがないというか。
03/04(土)
休み。
一生寝てたい!!というくらい体が重かったが、祖母の家に出かけるため気合いで起きた。
祖母に会うのはお正月ぶり。
せっかく近くに住んでいるのに、意外と会いにきていないんだなと気付く。
父方の祖父と母方の祖父母は両方とも既に亡くなっているため、もうおばあちゃん一人しか残っていない。
一昨年に父方の祖父が亡くなった時、もっと会いに行けばよかった、もっとたくさん写真を撮っておけば良かった、もっとおじいちゃん孝行すれば良かったと泣いたことを思い出して、今年はたくさんおばあちゃんに会いに行こうと決めた。
お昼ご飯をみんなで食べた後、一度実家に戻りうだうだ。
夜には家族でラーメンを食べに出かけた。
美味しい〜!!!!
すみれのラーメンが1番好き。
自分の味噌ラーメンを平らげた後、妹が食べきれなかったラーメン少しと、チャーハン(大盛りを注文して家族で分けた後のあまり。結局半分くらい私が食べたことになる)もぺろっと平らげた。
あ、食欲戻ってきた!!と明確に感じて嬉しくなる。
ご飯がお腹いっぱいに食べられて、そしてちゃんと美味しい。何よりの幸せ。
夜は友人に誘ってもらい電話。
仕事の話だけで1時間半近くお互いに喋り続けていてびっくりした。いろいろあるよねほんとに。
・良い人が良い上司であるとは限らない。
・仕事のできる人が仕事を教えるのが上手い人であるとは限らない。
この2点、心に刻む。
私は鈍臭いし要領も良くないので、仕事のできるエリートでもないし、きっと偉くもならないだろう。
でもそれなら、これからできるかもしれない後輩や部下が今の私のような思いをしないよう、せめて教えるのが上手い人になりたいと思う。
ほか、NHKのど自慢大会に絶対出たいという相談や地元の友人の話などなど、なんと4時間近く話していた。あっという間。
眠くなってぐたぐだなおやすみの挨拶をして電話を切り、2時頃?就寝。
幸せな時間だった。
03/05(日)
のろのろと昼頃に起床。
ここ一週間もずっと実家にいまして、この日ようやく小樽の家に帰りました。
荷物があまりにも大量のため、家族総出で車で小樽まで送ってくれることになった。
家族、ありがとう、ありがとう。
本当に惜しみなく愛を注いで優しくしてくれる。
父も母も妹もみんな優しいけれど、我が家の優しさの根源はなんだかんだ言ってお父さんなんじゃないかなーと思う。
たまーに、ほんとにたまーにちょっと鬱陶しい時もあるけど、家族を大切にすること、それを行動でしめすことを、この人は30年以上続けている。ほんとにたまーにいらいらするけど、良いお父さんだと思う。
夜は、小樽の愛すべき友人たちが、快気祝いをしてくれた!
引っ越してからずっっっっと行きたかったのに振られ続けていた念願のお店!最高のごはん!
意味わかんないくらい美味しい!!(大声)
生ハムとサーモンのサラダ、チキンと野菜の焼いたやつ、食べ応えバツグンの肉肉しいミートソースパスタ、リンゴとチーズと蜂蜜のパン(まじでこれが神)、食べ足りなくて生ハムとトマトのピザ、デザートにパフェ(ぎゅうひが入っててもちもち。)
もう...
あまりに美味しいものを食べると人間てパニックを起こすんですね。
何これ?!何?!?とんでもねえな!(良い意味で)って何回も言った。
美味しいものを、美味しい美味しいと言いながら、大好きな人たちと食べることのできる幸せ。
一生こうしてたい。
小樽もだいぶ雪が溶けてきていて、道がかなりぐちゃぐちゃ。
真剣に長靴の購入を悩んでいる。
なんだかんだと体調も少しずつ良くなり、日差しは暖かく優しくなってきた。
春の気配を感じてうきうきしてる。
早く桜を見たいね。
頂いたサポートは、いつの日かのフィンランド旅行の資金にさせていただきます!🇫🇮