「差」について意見がありまして、
こんにちは、割と綺麗な社会のゴミです。好きな男性のタイプは歯磨きが上手な人。恋に口元は必須項目です。
さて、今回はずいぶん昔の話をしたいと思います。飲み会ではなく「声をかけられた話」。
あれです、ナンパされてその後に食事に行った話です。
なぜ今この話をするのかと言うと、自分も年齢を重ねて様々な経験を積んだおかげで、この件について言いたいこと喋りたいことが山ほど出てきたから。
Twitterではよく、学歴がどうの年収がどうのと話題になっておりますが、恋愛においての武器として果たしてどの程度有用なのか。もちろん恋愛なんて「人による」の一言でだいたい片付くんですが、NG事項においてはなぜか万人に共通することがたくさんあります。
この記事では看板は使い方次第と言いましたが、まさに悪い使い方。
ついでに言うと、今現在婚活をしていて「お金も稼げて頭も悪くないのに、なぜか女性に相手にされない」とお悩みの男性に是非とも目を通していただきたい。
この記事は底辺アラサーの独り言で批判寄りです、この先に心が温まるいい話はひとつも書いていないことをご容赦ください。
200件の合コンに参加する前の、まだ言葉を持たない私が黙り込んでしまった苦い出来事を、今の私が徹底的に救い上げたいと思います。
以下、文字多めですのでお時間ある時に。
確認ですが、皆様には異性のお友達はいらっしゃいますか?
★
季節は春、当時22歳の社会のゴミはとあるオフィス街にある職場にちょっと遅めの出勤中。地下鉄がメインの駅なので、改札を出てから職場のある建物までは地下道を通って向かいます。
都内を走る地下鉄ユーザーの方はご存じと思いますが、この地下道、出口まで結構な距離がある場合もめずらしくなく、5分程度であれば余裕で歩かされる。
勤め先があるビルはその出口から少々歩いた場所に。歩みを進めていたところ、右斜め後ろから話しかけられる。
「すみません、あの~~僕となりのビルで働いてるんですけど、ちょっとだけいいですか」
なんだなんだ朝からうるさいな。
顔を上げると、タイを付けていない白いシャツにダークグレーのスーツ姿の男性。少しジャケットのサイズが大きめ。22歳の私から見たら32歳ぐらいかな?という印象。顔は丸~四角よりで、奥目。杉村〇蔵さんに少し似ていたかもしれない。
目を合わせようとしない私の視界に、社員証と名刺を突きだしてきた。本当はコンビニに寄りたかったのだが、行きたい方向から話を続けられる。
「すごく清潔感があって素敵ですね。怪しい者じゃないので、一度焼肉でも中華でも一緒に行ってください」
ここで初めてナンパだと気付く。この頃まだ社会人になって日が浅かったが、朝の9時台、出勤途中にナンパされる例はその後の人生を振り返ってもそんなに数がない。
…朝から油っぽいメニューだなぁ。
以前の記事で「声のかけ方」について東工大生に教えたのはこの方法。とにかく自分の身元を明かせ。自分の学歴や所属団体に自信があるなら尚のこと。ついでにFacebookでもLinkedInでもなんでもいいから検索した時に名前と顔写真が出るようなものに登録しておくといい。
それだけでその行為はナンパではなく、少女漫画にあるような「歩いてたらハイスペ男子に声をかけられて食事に誘われちゃった!私が可愛いからな〜☆」と勝手に向こうが良い風に解釈してくれる可能性があるかもしれない。というような至極簡単な内容である。
学生なら学生証と免許証、会社員なら名刺はマスト、+顔写真の入った社員証だ。名刺だけなら貰ったものを悪用する奴もいるだろうが、さすがに社員証を悪用はそうそう出来ない。リスクが高すぎる?当たり前です、乱用は出来ないし悪魔のような女に声をかけた日には人生を棒に振る可能性がある。
でも、街で見かけた絶世の美女、声をかけなきゃ一生後悔すると思ったら試してみる価値はある。もしかしたらその美女は失恋直後で、食事くらいは応じてくれるかもしれない。もちろん最低限あなたの容姿や振る舞いが「気持ち悪くない」ことが前提であるが。
さて、話が逸れました。かけられる言葉に「はぁ~」「ええ」などの相槌で返し続けていた社会のゴミ、もう職場のビルのすぐ前まで到着。
男「…なので連絡先を教えてくれませんか?」
ゴミ「あ~今日携帯家に忘れちゃってて」
男「大丈夫です!名刺の裏にメアドが書いてあるので、そこに連絡してください。絶対ですよ!お待ちしてます」
とりあえずもらった名刺を肩から下げているトートバッグに押し込む。上司や先輩に見られたりするのも嫌なので、そそくさとビルに入る。入ってからしまった、と思った。普通のナンパなら無視を決め込めばいいが、職場がばれてしまった。単純に嫌だな、と思った。
ちなみにこの頃、まだLINEの普及はほとんど10~20代の若者だけで、それもまだ6~7割ぐらいだった気がする。なのでメアド。
思い返すとこの時点で気づくべきなのですが、第一声、まだ職場に到着する前に「隣のビル」と言っているので、私のことは初見ではない。
怖いね!
★
ここから先は
¥ 250
いただいたサポートで更にnoteをがんばります、応援ありがとうございます!