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2024年初夏の音楽

なんとなく2月に1つプレイリストを作り、沢山の曲(なんとなく良いなぁと感じたもの)を入れていた。
気づいたら、5月6月は200曲近くのプレイリストに。とっちらかっている。もうちょっと絞りたい、本当に好きになったものだけを抽出したい、本当に好きなものをみんなにも聴いて欲しい、という気持ちになった。
というわけで、2024年の初夏、自分はこんな音楽を好きだぜ。どう?という気持ちで、少しまとめてみた。どう?聞いてみて。


プレイリスト

SpotifyもApple Musicも使っていない人は、ごめん。
それぞれの方法で聞いてください。


最近のマイムード

①レゲエ・ラテンブーム

5月6月でSummer Eyeのライブをライブを2回見た事もあり、完全にレゲエラテンのブームがやってきた。レゲエもラテンも、鬼のようにざっくりした分類だが、「中南米の風を感じる」音楽くらいのニュアンスで捉えて欲しい。
5月の前半は吉村弘を中心としたアンビエントや、Sperklehorseのような音楽を聴いていた。が、なんか暗さ、何もなさに引っ張られそうだなと思い、気づいたらレゲエやラテンに行き着いた。でも、レゲエもラテンも遠くで聞くとアンビエントやんとも思う。
ちょうどコパアメリカ(北中米のサッカー大会)開幕期間中という事もあり、なんとなく心理的な距離感も近く聞いている。

②ディスクガイドを読む

4月に心身の調子を崩しまくり、仕事を休んでいる。めちゃめちゃ時間はあるが、心も体も快適!となることはめちゃめちゃめちゃめちゃ少ない。
そんな中ディスクガイドは読めることに気づいた。家に眠っていたディスクガイドや昔の雑誌を引っ張り出し、Summer Eye氏がオススメしていたラヴァーズロックのディスクガイドを買い、図書館で色々なディスクガイドを借りて聴いている。
当たり前だけれど、世界には信じられないぐらい録音された音楽があり、自分の知らない音楽が沢山あることに気づいた。そこに、何か面白さや可能性があるんじゃないか?と今感じている。

曲の感想

※事実関係は適当な可能性が高いです。ご了承ください。
①Bringing out the Sunshine (feat. Otis Gayle) /Risco Connection
前述のラヴァーロックディスクガイドで紹介されていた最高にメロウな曲。コード進行、各フレーズ、歌全部最高。何を歌っているかは知らないけれど、泣ける。

②Fast Freight /The Fifth Avenue Band
図書館で借りたディスクガイドで紹介されていたバンド。60年代末のニューヨークのバンドの演奏が、そのまま録音されたみたいな軽やかさが気持ちいい。ギターソロが天才!やるやんけ。

③39/Summer Eye
ご存知Summer Eye。ラテンもレゲエもごちゃ混ぜにしつつ、ビートに乗せて彼にしか歌えない人生を歌っている。ライブ2回見て、2回とも私は泣いた。彼に無理ない範囲で、世界中で聞かれて欲しいと思っちゃう音楽。

④Guri/Inês Loubet
ディスクユニオンのツイートで知ったロンドン拠点のSSW。ポルトガルやブラジルを旅して行き着いた先に、といったアルバム(実際に彼女は旅をしていたらしい)。俺も旅をしたくなるし、外で(特に、くそ大都会で)聞くと気持ちが良い。あと、これもギターソロが天才!やるやんけ。
(ユニオンのレビューも気合入ってて、素晴らしい。Guriという曲の背景は、そちらを読んでください)

⑤Quero Dizer (feat. batata boy)/Bruno Berle
高校の友人から突然LINEできた曲。ブラジルを通ってきたローファイポップ。

⑥Jou Ove /Malavoi
2曲目と同じディスクガイドで知った音楽。カリブ海の東端から東南端にかけて分布する小アンティル諸島に浮かぶフランスの海外県のひとつマルチニークの音楽をベースに、現代的に俺たちにも伝えようとしてくれた・・・と感じる音楽。どこまでが、彼らの根本でどこからが他の要素なのかは分からないが、ハーモニー含めて現実世界から最も遠い音。

⑦スペル/折坂悠太
彼自身もインタビューで言及していたが「ディダバディ」というスキャットでしか表す・現すことができない感情が込められている。俺の心にもディダバディが今ある気がする。

⑧I'll Take Your Word For It /Redd Kross
恥ずかしながら聞いたことがなかった元祖パワーポップレジェンとの一つ。1970年代結成と思えないみずみずしい(若作りではない、ここ重要)サウンドで、めちゃくちゃ元気がもらえる。歪んだギターもたまには聞かないとね、と思う。あと、MVがめちゃくちゃ可愛い。

⑨Blue Lights /Henry Franklin
図書館で借りたディスクガイド(書名失念・・・)で一番ビビッときた曲。超シンプルなベースから始まり、とにかくベースがかっこいい。ベースだけで踊らしてくる。ご存命なので、来日チャンス待ちます。

⑩Aを弾け/スカート
最後はシンプルに短い曲を。「俺はAを弾くんだ」という気持ちになる。軽やかさとポップさと鬱屈とややこしさをごちゃ混ぜにしつつも、形に仕上げることに関しては日本一のミュージシャンだと思うゼ

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