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都会に住む大学生の女の子と徳島観光した話その2
先日、都会に住む大学生の女の子と徳島観光した話のつづき。
海陽町というまち
2日目には徳島県で最も南にある海陽町へ向かいます。今回は徳島県主催の移住者交流会がin between bluesという藍染のスタジオ&カフェで開催されたので、藍染体験を目的に参加した。県南と言われている阿南市からでも海陽町までは車で約1時間ほどかかる。山の中や海のそばを走る道路なのでドライブコースとしても人気。また、サーフィンをする人にとっては絶好のサーフスポットがあったり、山や川へ遊びに来る人や釣りをする人も来るし、お遍路さんも通るので、県南の中でも徳島県外から訪れる人が多い町のよう。温泉も道の駅もある。田舎町と聞いていたけど飲食店も何軒もあるし、最近増えているというくらいだから、人知れず人気のスポットなんだろう。海も川も山もあってどれも美しくておいしいものがたくさんあるので移住してこられた方も多いそうだ。
海陽町のスパニッシュバルGREEN HEARTsとビーガンフードのLittle Terraから特別に振舞われたランチは、海陽町の食材がふんだんに使われていておいしかったー。実は、地方のお店って地元の食材をしっかり使われているかといったらそうでもなかったりする。それなりには使われているんだろうけど、その地域のものを思いっきり味わいたかったらちゃんとお店を選ばなければならない。でもそんなにこだわった作り手は田舎にはまだいなかったりする。良い田舎として発展したタイプの田舎・・・地域の自然と伝統を守り、この土地の素晴らしさをもともと住んでいる人も選んで住むようになった人も理解し共有していて、ともに大切にして残していこうとされている町、なんというか有名な田舎というのかな・・・そういうところには料理人も移り住んで、プロの腕をふるってその土地の食材の良さが引き出されたものを出してくれるお店もいっぱいあるだろう。徳島でも市街地の方へ行けば有名な料理店はあるし郷土料理や海鮮料理もあるけど、山の中や海のそばにあって、この土地の食材を大切に思って料理を出してくれるお店があるというのは、海陽町のいいところの1つだと思う。
藍染体験
続いて藍染体験。私は徳島県出身ながら藍染をするのは初めて。
藍を育てることや、発酵させること、発酵に使うもの、たくさん水を使うから自然を大切にしていること、流した水はまた自然へとかえっていくので使うものは自然に影響を与えないものを選んでいるということなど、藍染に関するお話を聞いて
自分の染める生地と染め方(模様)を選ぶ。
あいにくの曇天だったけれど、大谷焼きの甕は海を見ながら藍染ができるすてきな場所。
インテリアでも至る所で藍染が使われてる。藍染についてあんまり知らない人でも日常生活にどんな風に取り入れられるか分かりやすい。
わいわい言いながら完成ー!!手が青くなってるけど、ビニール手袋つけてやると染まらないから次の日仕事でも大丈夫。徳島にいると手が真っ青になってても藍染してるんだなーって思われるけど、都会ではびっくりされちゃうかもしれない。
常に藍染してる方なんかは、麻のエプロンを使っていても汚れてきたら藍染めしちゃうんだそう。そうやって藍染は、何度も染めてずっと使うための工夫だったんだって。
伝統文化として大切に受け継いでいるだけではなくて、日々の暮らしへの取り入れ方までも教えてもらえると、とても藍染が身近なものに感じられたな。
またゆっくり来たい。海陽町。
帰りのバスの時間まで
夜行バスの時間まで、阿南へ戻ってバス停の近くで過ごした。
阿南で食べられる徳島ラーメン、阿波ラーメン一徹。
LED発祥の地阿南の牛岐城址公園イルミネーション!
徳島みやげを阿南駅前の物産館とキョーエイ(スーパーマーケット)で選んで、お見送り。彼女が徳島まで遊びに来てくれなかったら、私は知らないままだった魅力をたくさん味わえた。たのしかったー!ありがとう。
他にももっと徳島観光してみたいと思った。
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