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アパレル店員との恋②〜お兄さんから社会人の苦労を知る〜

昨日ブロックしたはずだった。
(あれ?ブロックしたと思ってたけど出来てなかったのか)
学校、塾をこなし受験生らしく勉強完了。寝る前、iPadを開いてみるとお兄さんから返信が来ていた。
「お疲れ〜」
この人まめだなと思いながらお疲れ様ですと返信。

さて、その日を境にこのお兄さんと距離が縮まった。
その人と住んでいる県が同じことを知ったからだった。
しかもその人が住んでいるところは私の塾がある所の近くらしい。
いつか知らないうちにすれ違ってるかもね?って笑い合った夜でした。


数日後も受験生らしく勉強をし、ヘトヘトになりながら少し楽しみにチャットを開いてみる。(お兄さんまだ帰って来てないんだ)
ちょっと楽しみにしていた自分に気がつきながら、トーク履歴を見返す。
(初日こんなにかわいいって言ってくれてたんだ…)などと見返していると、トーク画面が動いた。
「お疲れ様!帰りが遅くなっちゃった」(お兄さん帰ってきたっ!)
すぐにお仕事お疲れ様!と返信。話は盛り上がり、趣味の話に…。
お兄さんは旅行が好きみたい。
「ここ(住んでいる県)って美味しいお店意外とあるよねー」と話題を振るとお兄さんの雰囲気が変わった。「残飯しかない」という文字が送られてきた。一瞬固まる私。少なくとも私はここに17年住んできた。かなりショックを受けた。でも、優しい子のお兄さんがなぜこんな暴言みたいなことを言うのだろうと不思議にも思えた。「どうしたの?何かお仕事であった?」と送ってみることに。
するとお仕事で失礼なお客さんがいること、バイトの子も態度が悪いことなどで悩んでいることを知った。
そして今後もお仕事の大変さ、店員さんの苦労、私たちの楽しみの裏には多くの犠牲があることをこのお兄さんから学ぶことになる。
                       続く

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