社会はなぜ子どもを望むのか?#11番外編〜産まみ(む)めも展〜
会期が終わってしまいましたが、先日公共とデザインさんの産まみ(む)めも展に行ってきました。私はこの公共とデザインさんの取り組みに感銘を受けて、この研究をスタートしています!本当に素晴らしい取り組みなので、皆さんもぜひチェックしてみてください。
前段のワークショップに参加してみた
この展示が開催されるまでに、リサーチフェーズ・ワークショップフェーズがあったそうです。私はこのワークショップに参加していました。
ワークショップについてはこちらに詳しく書かれています。
ワークショップでは、これまであまり考えてこなかった「産む」ということについて、チーム単位での議論やアクティング、未来への想像、ものづくりを通して考えていきました。(あ、デザインのアプローチってこんなふうに使えるんだ!という体験でしたがそこは一旦置いといて)
私自身、いつか子どもを産みたいと思っていたけど、その理由がなんとなくであることにこのワークショップで改めて気付かされました。小学生の時から描いてきた理想像なのに、なんとなくでしか考えてなかったのが怖すぎる・・・。
このワークショップで考えたのは、ワークショップに参加したということがバウンダリーオブジェクトになるということ。バウンダリーオブジェクトとは、「異なった背景や立場の人たちをつなぎ、共通の目的に向けた議論を通じて、相互理解を促すためのものを指す言葉」です。(詳しくはこちら)
普段あまり話さないなぜ産みたいと思ってるのかという話が、「この間ワークショップに参加してね」と話すことで会話がスタートできる。そんな役割を持っていると思いました。
私はこのワークショップに参加を決めた時、なぜ私が子どもを産みたいと思っているのかが明らかになるんじゃないか?と思っていました。でも全ワークショップに参加した後、これは始まりでしかなかったことに気がつきました。だって、これはとても複雑な問題だから。産むという社会基盤・文化の上に生きているから、簡単にその理由は分からないのです。(そんなこんなで研究を始めました笑)
産まみ(む)めも展に行ってきた
公共とデザインさんの取り組みの素晴らしいところは、プロセスの最後に展示を持ってきているところ。ワークショップでは、答えは見つからなくてモヤモヤが沢山見つかりました。そのモヤりを抱えながら、展示を見るとちょっとそれが解消されたような気がするのです。
これからの活動が楽しみなので、展示の内容は一旦ここまでに。
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