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矯正治療と家族の話

今日は、私の家族の話を。

矯正を始めることを母に話した時に、「治療費、お母さんが出そうか」と言われました。
元から費用面で親を頼るつもりはなかったので断りましたが、母の言葉で幼少期のことを思い出して少し苦い気持ちになりました。

我が家は、たぶんとても普通の家族です。
幼少期はサラリーマンの父、専業主婦の母、弟の4人暮らし。お盆と正月は両親それぞれの実家に集まり、最低限の親戚付き合いもありました。

ただ、私は子どもの頃からこの親戚付き合いが苦手で。特に父方の祖父母、きょうだいのことはたまにすごく嫌いになる瞬間がありました。

父方の家族は、頭も運動神経も良く、ズバズバものを言うタイプの人が多いのですが、たまに発せられる私の母や、母方の家族をサゲる発言が子どもながらに嫌だったのです。
私や弟の短所を見つけては、「これはうちの家系ではない」など、母の目の前でよく言われたものでした。
たぶん本人は悪気なく、もしかしたら私たち子どもには理解できないだろうと思って発言していたのかもしれません。
(それがなければ明るくて良い人たちなんですが、、)

子どもの頃の記憶ですから、時間とともに負の感情がクローズアップされて残ってしまっているのかもしれませんが、そう言われたときの、母のなんとも言えない表情とセットで思い出してしまい、今でも苦々しい気持ちになります。

歯の話に戻りますと、父はとてつもなく歯並びがよく、私の歯並びの悪さは母とそっくりなのです。
このことも、父の実家では「この歯並びは○○さん(母のこと)の歯並びだわね」とよく言われていました。

なので、母の治療費用援助の申し出に、後ろめたさや申し訳なさを感じ取ってしまったのです。

我が子の身体に関わることで、産んだ自分の責任だと思ってしまうことは世の中のお母さんたちにはよくあることかもしれません。

私としては健康に産んでもらってありがたいと思っていますし、歯並びを母のせいだとも思っていないんですけどね。

自分らしく楽しく生きることで、親孝行になればいいなと思いつつ、そのひとつの手段として矯正治療頑張りたいと思います。

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