30代で初めて手術を受けた話①
私は、ありがたいことに30数年生きてきて、大きな病気とは無縁の生活を送ってきました。
ところが、昨年秋のある日、ふとしたとき自分の身体にしこりのようなものを見つけ、先日手術を受けました。
幸い、悪性腫瘍ではなく、無事治療も終わっています。
生まれて初めての経験で、戸惑いや不安など、初めて感じたことがたくさんあったので、今日から少しずつ振り返っていこうと思います。
身バレ防止のため、具体的な病名や部位などは伏せさせていただきますが、「肩から上」とだけお伝えしておきます。
私のように初めての治療で不安に思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。
今日は、初めてしこりを見つけたときのことを振り返ります。
今からちょうど1年前、歯列矯正が始まったばかりということもあり、日々目に見えて変わってゆく歯並び見たさと、虫歯チェックのため普段よりも鏡で自分の姿をじっくりと見ることが多くなっていました。
そんなとき、私はふと自分の身体に起きた異変に気が付きました。
何かある。
今までは絶対になかった、明らかなしこり。
反対側にはない。
ドキッとしました。
「もしかしたら一時的なものかも」
「放っておいたらそのうちなくなるかも」
そう思い、最初は見てみぬフリをしました。
とはいえ、悪いものだったらどうしようと不安になり、ネットで色々と検索をしました。
「しこりが動く場合は悪性じゃない?」
「触って痛い場合は悪性の可能性あり?」
調べれば調べるほど不安になりました。
私の身体にできたしこりは、手で触ってみるとコリコリしていて、目視では1〜2センチ程度ポコっと皮膚が盛り上がっているのがわかりました。
そもそも、これは何科を受診すれば良いんだ?
皮膚科?耳鼻科?歯科…ではないよね?
ここって何ていう部位?
同じことをグルグル考えたり調べたりしているうちに、1週間ほど経っていました。
とうとう1人では抱えきれなくなり、まず母に相談しました。
母に話したところで医療従事者ではないので、私と同じ疑問をグルグル考えるだけなのですが、母と話しているうちに、自分の思考が整理されて
「とりあえず1回どこかで診てもらおう」
と決意が固まりました。
何科を受診すれば良いのかわからなかったので、とりあえず近くの総合病院で診てもらうことに決めました。
総合病院なら、適切な科へ案内してもらえるだろうと思ったのです。
その選択が、治療に辿り着くまで遠回りになるとも知らずに…。
続きます。
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