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できれば妬みより憧れの方がいい

一年ぶりに推しくんと同じ職場に戻った去年の4月
(今は推しくんは他県へ赴任中)



私には2人の敵がいた


ねぇ聞いて?
私今ね、
この不思議ちゃんがかわいくてたまらないんだ


まあ単純に時間の経過とともに
仕事で一緒に過ごす時間が増えて慣れたってこともあるけど
(単純接触効果)
推しくんとの絡みがないのも大きいかもしれない
と、仕事の後輩とは見てない
そしてとりあえず、
言われたことは仕上げるからまだよい
もともとかなり優秀な新人なわけだし



どんなあざとさがあっても
私の対象者がいなければはっきり言ってどうでもいい
(いや重ね重ね、不思議ちゃんにとって
 推しくんはただのオッサンだけど…)


それに、不思議ちゃんは課内で話す時
私に目線をかなり送る
拾って欲しい話題とか主訴とか
男性陣には伝わらないことも多く
単なる共感や笑って済ませて欲しいことも多いんだろう


県外から親元を離れて一人暮らししてるわけだし
近くに友達もいないし
ちょうどいい存在なのかもしれない


我ながら、親心か笑





そして経理子さん

職務に触れるので詳しくは書けないけど、
彼女に対しては推しくんがいなくても嫉妬の気持ちがあった


あなたみたいに
笑顔がかわいくてきれいで
スタイルが良くておしゃれで
ユーモアがあって頭がキレて信用もある人


かないっこないじゃん
めっちゃ目立つし僻みも出たくなるよ



そう思っていたけど
彼女が仕事で
連日矢面に立ち重責を担っている様子をみていた


だって妬ましいから目に入っちゃうんだもん



そして思った



うん、…この人、かっけぇ
めっちゃデキる
信用できる


みんなこの人のほんとの凄さ、わかってる?

(手のひら返し甚だしい)




そして尊敬が僻みを超えた瞬間
憧れに変わった



まったく専門の分野が違うし
家族構成や処遇や環境が違うから
ひとくちには言えないけど



いや、うん、白旗です

ていか、本当は最初からわかっていた

あなたのような人になりたいです

私は私らしさを持ったままでしかいられないけれど


かっこよさと美しさと強さを見せてくれてありがとう
仕事が全く絡まない私たちなので
他課の私が突然お誘いすることはできないけど
今度いつかのタイミングで
いろんな話聞かせてくださいね
(心の中での呟き)



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