つんくさんの凡人が天才に勝つ方法を読んだよ!

セシィのおすすめでつんく♂ さんの本「凡人が天才に勝つ方法」を読んだのでその感想◥ (*´◒`*) ◤

画像出典「Amazon.co.jp」

本の総評


一見すると

「天才のつんく♂ さんが凡人が天才に勝つ方法ってどういうこと!?」

と言いたくなるようなタイトルですが、つんく♂ さんの定義する「凡人」「天才」の意味がわかると「なるほど!」と腑に落ちる

凡人だからこそ天才に勝てる。逆に天才はアマチュアには負けないが、プロには負けるという、音楽界、そして芸能界の第一線で戦ってきたからこそ見えてくる視点がすごく面白い本でした!

ここに書いてる事を実践できれば本当に勝てるかもしれないけど、これをやり続けるのは並大抵のモチベーションでは難しい…という厳しい面もありながら、とても読みやすく、読んでるとどんどんやる気が湧いてくるとともに、大ブレイクしたアイドルのプロデューサーとしての経験談はエンターテイメントとしても面白いので、是非色んな方に読んでみて欲しいです!


それと、今回この本を読んで、推し事にも関連しそうなすごく興味深い内容があったので、そちらもご紹介。

ファンが白ける疎外感


突然のネガティブ見出しで驚くかもしれないが、現状で疎外感を感じてたり、推しに対して白けたという感情を持っている。という内容ではないのでその点はご安心をw

今回の本の中で、つんく♂さんは、『余計な「こだわり」や「プライド」は捨てる。』とした上で

「メンバーと一緒にカメラに映らない」

という譲らないこだわりの一つを上げてました。

こちらは、つんく♂さん自身がアイドルグループのファンだった時に、「プロデューサーさんや作家さんが世間話をしていたり、レコーディングしているシーンを見ると、ファンの目線では見えない世界で繋がってる人が居るんだなぁ…という現実に疎外感を覚えてしまい、寂しい気持ちになった事がある」という経験談からのこだわりとのこと

正直なところ、つんく♂さんがアイドルグループと同じカメラに映って居たからといって、そんなに気にする人って居るのかなぁ…?なんて本を読んだ時は思ったものの、この『疎外感』という感情が、ファンが白けたり、逆に熱心になったりする事に関連してるのでは?と思うところがありました

というのも、良く配信のタブーで上げられる「身内ノリ

これも、その身内ノリに乗れない人達が感じる疎外感。
メンバーシップなどの限定コンテンツの話を表で話す事もメンバーに入っていない人達が感じる疎外感。

最初は熱意から来る嫉妬、もしくは古参マウントのようなものに対する嫌悪感に近い感情なのかな…?と捕らえていましたが、つんく♂さんの本を読んでから、疎外感という感覚がすごくマイナス面の感情の中で多くの比重を持っているのでは?と感じたからです

例えば、小さいなものでいうと、配信中に推しと意見がぶつかってしまって、他のファンが推しと同意見だったりすると、妙に寂しいと言うか居心地の悪さを感じた事って経験ある人も居るのではないでしょうか?

また、過去にプレゼント開封配信で、高額のプレゼントを送っている多くのファンを見て、気持ち悪いという感情が芽生えた事で、推し事から離れたという方が大手グループの中にいました。

自分は高額ではないものの推しにプレゼントを送るタイプのオタクなので、プレゼント開封は自分のプレゼントの紹介がされたり、他の方のプレゼントの豪華さやセンス、面白さを見る事が出来る、個人的に結構好きな配信なのですが、

そういったものを楽しんでる推しやファンに対して、金銭的、感情的など、様々な要因で「楽しめない…」と感じてしまったことが疎外感となり、「気持ち悪い」という感情を産んでるのではないかと感じました

・推しやファンと同じ空間を共有できている一体感
・その対となる疎外感

つんく♂さんがアイドルグループと同じカメラに映ったからといって本当に疎外感を感じるのかは当事者にしかわかりませんが、この2つの要因が推し事のモチベーションに大きく影響してる事を理解していたからこその気遣いなんだろうなと感じました

推し事の中で感じた気遣い


長々とネガティブ要素を書いていくとまるで推しに圧力を掛けている気分になってきますが、そんな事はありませんw

全ての行動に対して全てのファンが肯定してくれる事など無いように、一体感、疎外感も人によって感じ方が違う(身内ノリも中にいれば一体感につながる)ので、そこは為るように為るとして自由に楽しいことをするのが一番だと思いますw

なので、お気持ちではなく、ここから先の感謝が本当に書きたかった事になります!

クロさんチームのお話

以前、「絶対絶命少女」の対談でクロさんとセシィがコラボするという配信がありました。

こちらで、クロさんや開発の方から

「男とのコラボをしてファンの方は不快な気持ちにならないでしょうか?」
「そういう男女関係を匂わせる事はせず、あくまでゲームの対談なのでご安心ください」

的なニュアンスの話があり。さらには

「収録も二人は別々の日付で収録しているので、オフで会ったりもしていません」

という裏側のお話まで頂きましたw
正直なところ、これは凄く嬉しかった記憶がありますw

というのも、二人が特別な関係じゃなくて良かった!という話ではなく、こちらが全く気にしていない部分に対しても、ファンの感情を先回りして、(疎外感を感じるかもしれない…)という細かな気遣いをしてくれたという事実が、コラボ相手側のファンの事もそこまで大事にしてくれるんだ…という優しさを感じられて凄く嬉しかったからです

正直ほんとに気にしていなかったどころか、そんな事を言われるとは思わなかったという予想を超えてきた杞憂だったので、コメントでは普通に突っ込んでしまいましたが、その心遣いには凄く感謝しています!ほんとにありがとうございました!

ゆにちゃんの話

これも凄く嬉しかった出来事としてずっと覚えている話です

一時期UniVirtualの運営さんのゆにちゃんが配信に良く出没していて、最初の頃はコメント欄でファンと会話するというシーンが良くあったのですが

その時のゆにちゃんは「椅子を良い椅子にしたい」と言っていて、丁度みくりんがゲーミングチェアを捨てようとしていたので、「みくりんから貰ったらいいんじゃない?」という話がファンから上がった時に

「それは流石にファンから怒られるw」

とコメントした事がありました。

その時は「運営さんだから貰えばいいじゃんw」というようなノリでしたが、あくまで推し(女性)ゆにちゃん(男性)という関係性で、「運営だからといってそこは特別じゃない、推しが誰か一人の男性ファンに椅子をプレゼントしたら燃えるでしょ?」という視点を持って、ファンを気遣ってくれた事が凄く嬉しかったですw

それとは別に、コメント欄で「UniVirtualはどういう事務所でどういう方針でメンバーを応援していきたいと考えてるのか」という事を熱く語ってくれた時も、なんだか一緒にUniVirtualを盛り上げて行くメンバーになったみたいで、一体感を感じられて凄く嬉しかった記憶があります

改めてありがとうございました!(みくりんの椅子の件は多分覚えて居ないと思いますがw)

まとめ


当時、ただ嬉しいなって感じていた事をつんく♂さんの本を読んでから思い返すと、凄くファンの事を考えて大切にしてくれてたんだなぁ…と感じます

今回「疎外感」という部分をピックアップして推し事に当てはめてみましたが、そういった応援してくれるファン(お客様)に対する杞憂といっても良いレベルの気遣いが、凡人が天才に勝つために大事な事なのかもしれません

自分はイラストを仕事にしてはいますが、ソシャゲの中でも末端あたりのお仕事だったり、漫画だったりと、自分が表に出ることでファンに疎外感を感じさせるような立ち位置では無いのですが

もし、今後そういったファンと身近に関わるお仕事をすることがあった時には、ファンとして色々と気遣って貰ったときの事を思い出して、細かい気配りができればなと思いましたまる◥(๑´〰`๑)◤


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