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【狩猟】チーム戦、これからの山猟と私

今回で3回目の出猟は結果として成果はありませんでした。
しかしながら、今回もあと一歩のところで取り逃がした状況です。
ここではその時の振り返りと今後のチームとしての課題を少しだけ深堀りしたいと思います。


一戦目終了後の休憩タイム


チーム編成

現在人間(オス)✕2人、ワンコ✗2頭の犬猟で山を歩いています。
約10年程前私たちはとある地域の狩猟クラブで活動していました。そのクラブは地域では知られた存在で目上の方が主導する実力のあるクラブでした。そこでの猟法はいわゆる『巻狩り』というもので、山を歩き『見切り』をして、濃ゆい『ウト』(経路)に『タツマ』(待受の猟師)を置き、犬をかける。このやり方でそれなりの猟果をあげ、ワタクシ的には楽しく狩猟ライフを送っていましたが、色々あって現在の『チーム親方』(相方は大工さんなのでw)に至っています。
『色々』というのは、包括すると世代間ギャップにより私たちと旧クラブは対立、6,7年ほど前にタモトを分かちました。



再び山を『見切り』道なき道を前進します。

我らの猟法

まず、親方が山を見切りワンコ達に伝えます。ワンコ達は親方の合図でそのエリアに飛んでいき山を駆けます。
基本的に私たちは犬を追う形で後を追い、鳴けばそこへ走り(基本的には歩きですw)イノシシが犬で止まれば、我々の鉄砲で仕留めるという『忍び猟』(基本的に単独猟法をさす)に近い猟法をしています。
去年の猟期はこれで10頭ほどイノシシを獲りました。


疲れた・・・かな?

今期の振り返り


先にも述べた通り今期の猟果はまだありません。しかしながら、3回出猟しいずれもワンコ達はモノに絡んでいるので山にイノシシがいない訳ではありません。(ちなみにワンコ達はお利口さんで基本イノシシ以外を追ったり鳴いたりはしません。)
取り逃がした理由には時期的特性があることが考えられます。
具体的に現在は人や犬にとって久しぶりの猟期となるので『勘』と『カラダ』が鈍っていることが挙げられます。今のところイノシシにはそこを突かれてしまい、惜しいトコロで獲り逃がしている次第です。しかしながら3回出猟し、特に3回目ではみんなそれぞれエンジンがかかってきた感があります。


『もう帰ろうよー?』リキはお疲れですw
フクも疲れたかな?

これからの課題


猟果があがるのは時間の問題でしょう。チームでの『山勘』が戻りつつある今、次の猟でモノは獲れるかもしれません。
現状、課題として思うのは『自分自身』かなと思います。
私と親方は基本2人で猟をしますが『猟的インフラ』には偏りがあります。これは何かというと、犬だったり加工場だったり山猟を行うための必要なものは親方に依存しているという現状があります。つまり、親方がいなければ猟はできません。
また、人間関係も私には『猟的人脈』がありません。つまり、狭い狩猟の世界において技術、情報等のアップデートが中々に困難な状況があります。
ちょっと猟的にイケてない私ですが意外と独立心はあり、すぐに一人立ちとはいきませんがそこも視野に入れ、親方から教わり、習い、インフラを着々と揃えていきたいなと思う今日この頃です。(ちょっと漠然としていますが・・・)
あと個人的に思うのは世代交代と人材確保が『なるはや』で行われなければいけないなと感じます。
狩猟文化が廃れていくのは時間の問題と感じているのは自分だけではないんじゃないでしょうか?
これらを踏まえどうすればよいのか?・・・。その答えを探すのもこれからの課題かなと思っています。

『ボチボチ帰りますか・・・。』親方からの合図です。

週末また親方、ワンコ達と山歩きです。もしかしたらニューフェイスも来るかもしれません。猟果は果たしてどうでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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