「あなたの弱さは社会の伸びしろ」あるいはわっかを美しく回すには。
目にした朝刊によれば
福祉には「医学モデル」(障害がその人の内側にある)と「社会モデル」(外側にある)
という概念があるそうです
歩けない人を前に
前者は「リハビリで歩けるようにしよう」と
後者は「平らで安全な道をつくろう」とそれぞれアプローチするらしい
初めて知った、これだけの情報では考えようにも判断しようにも限界がありますが
ともに大切な視点だと思いました
おそらく今までは前者に偏ってきたのであろうとも。
経済的な発展が無条件に前提とされ肯定されるのは
あるいは後者のモデルを可能とするゆえかもしれません
最初に挙げた「ゆるスポーツ協会」のトップが
「あなたの弱さは社会の伸びしろ」とかいていて
とても心を動かされました
「我々は絶望的なまでに経済発展しなければならない」し尽さなければならない、という絶望的なこの営みの目的が
ハムスターのわっかが止まった途端に噴き上げる暴力や不幸や抑圧や戦争の回避というだけではなく
「平らで安全な道をつくrる」であるならば
わっかの回転はただただ絶望のためでないならば
私たちはそのわっかを美しく回すことができるのかもしれない。
座右の銘に据えたい>「あなたの弱さは社会の伸びしろ」