マスクって効果ないよね
昨今、人前でマスクをしないと白い目で見られる。
新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用がまるで義務のように奨励されているからだ。
しかし、実際に効果があるのは咳をする人であって、ほとんどの健康な人はしても効果はない。すき間だらけのマスクをしてもウイルスの侵入を防ぐことはできないからだ。
つまり、面と向かって人と話すことのない場、例えば、道を歩くときや、買い物、映画館などでは、健康な人がマスクをする必要はない。
「マスクって効果ないよね」
みんな薄々気づいている。
最近では、マスクの効果を否定する医師や専門家が増えてきているため、嫌でも否定的な意見が耳に入ってくるからだ。
では、どうして異常なまでのマスク信仰が終わらないのか。
それは、マスクの着用が、不安定な情勢に対する「安心材料」になっているからだ。
もちろん、職場や学校でぎ義務付けられているから、またはマスクをしていないと白い目で見られるから仕方なく付けている、という理由もある。
しかし、それは所属するコミュニティのルールに従っているからであって、そのルール自体が無くならないのは、「コロナ対策をしている」という安心材料がほしいからだ。
例えば企業にとっては、もし社員に感染者が出た場合、「マスク着用を義務付けていた」という既成事実がないと、世間から叩かれてしまう。
それを防ぐために、一番簡単な「マスクの着用義務」という対応を取っている。
今、世界的に感染が広がり、何人かの著名人の訃報もあり、言いようのない不安が広がっている。その中で、「これをすれば大丈夫」という「何か」を欲した。そして、その「何か」は、「マスク着用義務化」ということで落ち着いたのだ。