かたよりにかたよった個人的映画賞2023
2023年に映画館で観た146作品を振り返り、色々な視点からなるべくたくさんの作品に感謝を込めて個人的映画賞を捧げたい。
★最もおもしろかった映画賞★
K.G.F:CHAPTER 2
インド映画。K.G.F:CHAPTER 1から設定だとか、ロッキーのキャラクター、登場時のテーマ曲に惹かれていたのに時系列がめちゃくちゃで正直2を見るべきか迷った作品だったけど結果的に2がめちゃくちゃ見やすくて最高だった!とにかくスケールのでかさがが楽しい。
あまりに好きすぎて2回見に行ってパンフレットも購入した。
CHAPTER 3の公開にも期待!
★最もおもしろかった邦画賞★
わたしの見ている世界がすべて
何かに長けていても、何かが欠けている。
失うものもあり、得るものもあり。
兄弟姉妹がそれぞれ違うキャラクター性があってよかった。
みんな少しずつ変わって見えない世界が見えるとよいなって思えるいい作品。
★ドキュメンタリー映画賞★
デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム
オープニングでHallo Spaceboyがかかった瞬間から釘付けだった。
関係者がデヴィッドボウイを語るのじゃなくて本人の言葉や映像、音楽で構成されていているのがほんとよかった。
日程があえばもう1回劇場で観たかった。
パンフレットが販売されていなかったのが残念。
★90分以下映画賞★
EO イーオー
これは驢馬のロードムービー!EOが様々な人達に出会い様々な体験をする。
視点や音楽が斬新な88分間だった。
★史実系映画賞★
福田村事件
人間の愚かさを見せつけられた。
あのラストの事件が起こるまでを、登場人物の立場や人間関係でみせてくる流れがすごかった。おそろしい事件。
★リメイク映画賞★
生きる LIVING
あとから黒澤明監督の「生きる」を観たけど長いのとモノクロと日本語が聞き取れなくて正直はまらなかった自分て映画の見方がおかしいのかななんて思う・・。
舞台を変えつつもわかりやすくコンパクトにまとめられてて良い作品だった。
リメイク映画は他は「最後まで行く」と「告白、あるいは完璧な弁護」を観たけれどどちらも不要な要素がつけたされていてオリジナルのほうが圧倒的に良かった。
★エンドロール最高映画賞★
イノセンツ
最後のエンドロールが上から下になってるだけなのに、普段と異なる小さな違和感が映画にあっていて演出が素晴らしいなと思った。
★音楽めっちゃよかった映画賞★
コンパートメントNo.6
作品も好きだけど、なにより映画で流れる曲がエンディングまでちょっとレトロな雰囲気で全部私好みで最高だった!
★キャラクター賞★
マルセル 靴をはいた小さな貝
貝のマルセルのデザインがとにかくかわいくて素晴らしい。おばあちゃんもかわいい。フィギュアあったら部屋に絶対飾りたいやつ。
音楽も心地よくてめちゃ良かった。
★リバイバル映画賞★
氷の花火 山口小夜子
リバイバル上映のものは2023年は17作品観たけれど、初見のものから選んだらこの作品がダントツでよかった。(ドキュメンタリー好きなので)
モデルの他にも多彩に活動されていた小夜子さんの姿と遺品の素敵なたくさんの洋服が観られて満足。
★いにしえの作品日本劇場初公開映画賞★
悪い子バビー
1994年の作品で日本では「アブノーマル」というタイトルでVHSででていただけという衝撃の作品。
30年前の作品と思えないくらい違和感なく新作のように観れた。
バビーが浴びせられたり耳に残っている言葉をバンドで歌うシーンは圧巻。これまでの出来事が昇華されていくようだった。
★邦題がださすぎて邦題つけた人に文句いいたい映画賞★
バーナデット ママは行方不明
原題は「Where'd You Go, Bernadette」。普通に「バーナデット」でよくない?ほんとに変な邦題って多い。こういうの考える人って映画好きな人じゃないんだろうなーって思う。
良い映画だったので本当にこの邦題が嫌で嫌で嫌すぎる。
実はまだまだ俳優賞だとか色々送りたい賞があるけどまとまらいないので続きはこちら!