教師辞めます
現役高校家庭科教師のkiquです。
2024年3月31日をもって公立の正規教員を辞めることにしました。
これからできることに期待と不安でいっぱいです。
悩んでいたときの投稿はこちら↓
なぜ辞めるのか
1 自由になりたいから
2 新しいことをやってみたいから(飽きたから)
22歳からこの仕事を始めて28年間
自分が辞めるとは想像もしていませんでした。
何があっても絶対辞めないと決心していました。
ところが、小さな出来事が積み重なって退職へと導かれている気がしています。
小さな出来事1
海外旅行に自由に行けない
今年のゴールデンウィークに家族でロサンゼルスに行くことにしました。目的は彼の地で生んだ娘を恩人に会わせて成長した姿を見せるためです。
ルール上、海外に行く場合は数週間前に書類を3枚作り申請し、許可を得なければなりません。
今回のゴールデンウィーク中の平日は年次有給休暇をあてました。
それにもかかわらず、学期中を理由に許可がおりづらい状況に陥りました。
なんなの!
公僕ってこういうことならもう卒業したい。
こんな小さな出来事ですが1つスイッチが入った出来事でした。
小さな出来事2
管理職コースに乗るか乗らないかの選択の年
管理職には絶対なりたくない
このままヒラで続けたい
けれど、年齢と経験から責任ある重い仕事がまわってくる。
残業時間は月70時間を超えています。
小中学校の先生に比べたら高校は天国かもしれません。
でも管理職かどうかにかかわらず、先輩先生方の働き方を見ていると希望が持てなくなりました。
業務を効率化したり、できません!と仕事を断ったりして定時退勤すればよいのですが、カッコつけたい自分、完璧主義の自分には無理なことでした。誰のせいでもなく、自分が作り出している状況です。
小さな出来事3
家庭科の金融教育の授業をしていくなかで、自分このままだとマズいことに気がついた。
副業禁止の公僕である自分は稼ぐ力が著しく低いことを自覚しました。
よくいわれる人生100年時代にこのままだとかなりマズい。
安定を取り続けることのリスクに気づきました。
授業で生徒に
「これからの時代は複数の収入源を持つべし」
と語るたびに、どの口が言ってる!といたたまれない気持ちになりました。
小さな出来事4
異動先を自分で選べない。
来年度に異動することは決まっているなかで、次の異動先は完全にガチャです。
今は生徒、先生方、管理職、保護者の方々に恵まれて、自宅からも近く奇跡のような職場です。次の異動先に対する恐怖心が募りました。
今回はここまでにします。
本当は異動発表の2月まで伏せていようと考えていました。
しかしいろいろ思うことがあり公表することにしました。
この後どうするか
そのために今何をするか
今後もこのnoteに書いて、自分の頭を整理して記録していこうと思います。