全国各地のレトロ郵便局を訪ね歩いています。その時のメモ、北海道編。
こんにちは。切手スパイです。全国各地に残っている「レトロな郵便局」に興味をもち、少しずつ足を運んでは写真を撮っています。noteでは、その旅の記憶を個人的なメモとして書きとめていこうと思います。レトロ郵便局に興味がある!という方はどうぞご覧ください。随時更新していく予定です。
★レトロ郵便局についてもっと知りたい方はこちら→https://retropost.net/
◆北海道:旧函館郵便局(明治44年築)
現在、ショッピングセンター「はこだて明治館」として再利用されています。夏は、赤レンガに青々とした蔦が生い茂って美しいです。かつて建物の右側は電話課、左側は電信課、中央の吹き抜け部分が郵便課として利用されていました。
◆北海道:旧我路簡易郵便局(昭和31年築)
局前のポストは訪れた2019年07月16日時点では現役でしたが、張り紙に「7月31日(水)1号便の取り集めを最後に、撤去になります。」と書かれていました。
郵便局の裏の建物は電信電話に使われていたらしく、日本電信電話公社の「TTS」マークがうっすらと残る。
かつてここに住んでいて、昔を懐かしんでここを訪れた人にお話しが聞けました。この集落には当時2万人もの人が住み、郵便局がある通り(三条通り)は商店がびっしりと建っていたそうです。裏手には映画館もあり、お祭りともなると大変賑わったのだとか。裏手の大きな煙突は各家庭に熱供給をするためのもので、蒸気を送ってお風呂を沸かしていたそうです。炭鉱が閉鎖され、今この辺りに住んでいるのは10軒程度ですっかり寂れてしまったとのこと。
◆北海道:旧兜沼郵便局(昭和9年築)
変わった形の局舎だなと思ったら、局名にもなっている「兜」をイメージして作られたのだとか。か、かっこいい・・・!屋根の甲殻類っぽい感じや壁のヒダヒダ、窓枠など、凝りに凝っています。
梅は、この地の開拓者であり郵便局の開設者でもある梅村庄次郎さんの家紋。
旧郵便局の隣には発祥の碑が。当時の郵便局は町の中心的存在だったことがわかります。旧兜沼郵便局は現在「兜沼郷土資料室」として定期的に開館しています。
レトロ郵便局|旧兜沼郵便局:https://retropost.net/kabutonuma/
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