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気学を学ぶことになったキッカケ(2)

私が初めて引越しの吉方を取ったのは2008年の9月。東南方位の九紫火星の吉方を取りました。東京都内で杉並区から港区への引越しでした。いざ引越しをして吉方を取って1週間も経たないうちに、会社員として働き始めてまだ1年半くらいしか経っていないのに、会社を解雇されました。会社の業績不振で中途採用の社員はみんな会社を辞めさせられたので、周囲は解雇に憤り、「訴えてやる」と騒いでいました。
しかし、私が取った九紫火星の吉方は、自分にとって要らないものが離れて行くと聞いていましたので、私は「自分にとって不要なものはこの会社だったのか」と、仕事をクビになったことが嬉しくて、ウキウキした気持ちで退職の手続きをしたことを今も覚えています。

私をクビにしたその会社は、私が去ったすぐ後に、粉飾決済が発覚して潰れてしまい、内部リークをした私の上司だった人が新たな社長となって新しい会社になりましたが、悪い噂のあった上司で、あまり仲良くしたい人物ではなかったので、その話を知ったときには、会社をクビになっておいてよかったナ…等と思いました。このように良いタイミングで悪いものから離れられた経験から、これが九紫火星の吉方効果だと実感した出来事でした。

そのような事情もあって私は仕事を失い、フリーランスのWEBデザイナーになり、女性向けのセミナー事業「ポリッシュナビ!」の主催者である栫井利依さんのお手伝いを、本格的にやりはじめました。今になって振り返ってみると、吉方を取ったことと、栫井利依さんとの関係の深まりがリンクして、この頃から、私の人生が少し変わり始めました。

フリーランスというのは収入が不安定な仕事なので、生活していくためには何でもやらなければならない過酷な状況に追い込まれました。だから、気学を学び始めてからまだ3年くらいしか経っていないのに、無謀にも気学講師の仕事が私のもう一つの仕事になりました。この頃から二足の草鞋のダブルワーク生活が始まりました。

周りで同じように気学を学んでいた人達からは、人に教えるなんて早過ぎると、嫌味を言われたり、お叱りを受けたこともありました。傍から見ていたら危なっかしい行動だったかもしれません。しかし、今になって振り返ると、あのときに気学の講師をやり始めておいて良かったと思っています。
その理由は2つあります。

理由の1つめは、早くスタートしたことで講師としての実績を作る時間を多く出来たことです。そして理由の2つめは、人に気学を教えるにはもっと自分が学ばなければならないという危機感が、今まで以上に気学を学ぶことに対して自分を一生懸命にさせてくれたことです。
そのような自分自身の経験から、たとえ気学を学び始めたばかりの人だとしても、気学を仕事にしたい気持ちがあるなら、誰が何と言おうと、出来るだけ早く実績を積み始めた方がいいと考えています。人の相談に答えることや、人に教えることを通じて、自分の理解度が分かりますし、長く継続している人ほど他者から信用を得やすくなるからです。

知識や鑑定の技術が未熟だとしても、縁というものは不思議なもので、必ず自分のレベルに合う丁度いい人達が集まって来ます。そして、自分の成長に合わせて新しい出会いも用意されると思います。

気学講師の仕事をするには、しっかり気学を学ばなければいけません。村山幸徳先生の気学セミナーに毎月通っていましたが、学べば学ぶほど分からないことが出て来て、不安になっていた頃に、村山幸徳先生の事務所で受付や事務をしていたAさんと親しくなりました。
そのことを相談したところ「鎌田さんという先生が、この事務所の教室で初心者向けにセミナーをやるらしいから参加したら?」と教えてもらいました。この機会を活かして、村山幸徳先生のセミナーに加え、鎌田兼司先生のセミナーにも積極的に参加し、基礎から気学を学び直すことにしました。それ以来、私は鎌田兼司先生から気学を学び続けて現在に至ります。

栫井利依さんのビジネスの方向性が変化したことを機に、私は2012年10月から自分のセミナー事業として「キポログ」を始めました。もともとは毎日、吉方を取りに行っていたことを細々とまとめていたブログの名前がもともとは「吉方の記録(log)」で、略して「キポログ」だったので、まぁ画数も悪くないからこれでいいや…とそのまま使っています。
そして、栫井利依さんと一緒に2009年から行っていた、年に一度の気学で一年の運勢を話す「年運先読みセミナー」は、そのまま継続して2024年の年末の時点まで16年連続で開催しています。

と…いうことで、私自身の話を自己紹介を兼ねて書き連ねてみましたが、こうして思い返しながら書いてみると、人もモノも縁によって動いているんだなぁ…などと思います。そのときは、何が起きているか分からないものですが、後から整理して考えると、絶妙に縁が組まれていたことに気付きます。それは、やはり引越しで吉方を取ったことで、自分自身が変化したことで、縁の作られ方や、縁の受け取り方も変化したことを実感しています。

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