部屋の隅で、廊下の端で、うずくまることをどこで覚えたのか
怒られる
泣く。
怒られる
泣き喚く。
怒られる
泣いて暴れて物を投げる。
怒られる
人の顔色を伺い、泣く。
怒られる
泣きながら謝る。
怒られる
部屋の隅へトボトボと歩いていき、
正座もしくは体育座りで、
チラチラとこちらを見つめてくる。
成長している。
ただ、その「いじけた仕草」はどこで覚えてきたのか。
チラチラとこちらを伺いながら、泣いていたり、静かに体育座りをしていじけたりする。
こちらが両手を広げて抱きしめてあげるよと言ってくるのを待っている。
すごいスピードで学びを重ねる子供を見ていると、
焦りとは別の何かに押しつぶされそうになりつつも、
とても温かい気持ちになる。
私にも、この頃はあったはずだと思うと同時に、
とても尊いこの時間を共有する幸せを噛み締める。
ただただ愛おしい。
たまに頭にくるけど、それすら愛おしい。
いつまでそんなふうに思わせて、愛させてくれるかしら。
今のうちに、抱きしめ倒そうと思う。
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