Noctilux 50mm f0.95
みんなの憧れノクティルックス(以下ノクチ)。
f1.4より明るいf値のレンズにつけられる名前で、購入したのは現行の50mm。
重くて大きいレンズはM型ライカの小型軽量システムには合わないと自分を言い聞かせるが、f0.95という今まで使ったことない明るさであれば体感したことのない写りや、ボケが手に入るのではないか?と考えてひとつ前のf1.0のノクチを手を出したのが去年の11月。その1ヶ月後には現行を購入するという暴挙に出てしまった。
一時的に新旧ノクチを併用して使って比較しながら自分に合う方を残すことにした。
大きな違いとしては新型はピント面がしっかり解像していて画面全体としてシャッキリしており旧型と違ってにじみも少ない。
とはいえ新型だったとしてもパープルフリンジはめちゃめちゃ出る。
35mmのsummiluxも出るには出るが、その比ではない。(大口径レンズではしょうがないのかも。)
現像ソフトで補正は出来るけど、量が量なので出ないに越したことはない。
そこで私の出した現状での最適解は
50のノクチはモノクロで使う
です。
色を除いた描写はやはり他のレンズとは違った特別なものがあるし、気になるフリンジを忘れることが出来るので精神衛生上良い。
かの著名写真家やノクチを愛用している方々は新旧含めてモノクロで使っている人が多い気がする。
もしくはフィルムで使うとか。
作例
以下自分の思うノクチっぽい作例を。
最後に
結局のところどちらもやっぱ大口径レンズだなといった写りが有るのは確か。
値段分の価値があるかと言われると多分ないけどF1付近の明るさであることを考えれば他社のレンズと比べて小型に収まっているとも考えられるし、f0.95という人間の目より明るいと言われるスペックや価格からくる憧れなどもあり50mm部門でのロマンの一つではあると思う。
そして何を隠そうこの記事を書いている現在、Noctilux 50mm f1.0 e60 フード組込と今回紹介したNoctilux 50mm f0.95 は私の手元に無い。手放した理由としてはいくつかあるけど
・やっぱ小型軽量の方が良いのでは?
・ボディを入れ替えるタイミングでレンズもシルバーに統一したかったから
・大口径レンズならライカじゃない中盤フィルムとかミラーレスの方が適してる
などの思いと要因が重なり手放してしまった。
f0.95の現行に関しては歴代ノクチの中で唯一シルバータイプもある(重量増)のでそれでも買い戻したくなった時にまた考えることにして、小型軽量のシルバーレンズを探すフェーズに入ろうかなと。
シルバーはシルバーで限定版であったり数が少なかったりと険しい道ではありますが少しずつ揃えるつもり。
小型軽量が正義!の時期と大口径レンズで描写重視の大艦巨砲主義の時期が交互にやってくるのがお財布的に辛いところ。
結局どちらも正義なんでしょうな。
お金がふんだんにあったら買い足し買い足しで良いけれど、企業でデザイナーをやっている私には下取りでしか欲しい機材を手に入れる術は無いのでノクチは一旦お別れということに。
手放してから1年経っている今。
記事を書くために写真を漁っているとまた欲しくなっているのが怖い。
そんなことをしていると、自分の出したノクチ活用法である"ノクチはモノクロで使う" を実践するために M10 monochrome が欲しくなっている。
流石に無いけど。。
最後まで読んでいただきありがとうございました。