「ハピネスカーブ」読書メモ
幸福度は40代で一番低くなって、50代からまた上がってくる。そんな曲線をハピネスカーブ、というのですね。
本に書いてあることをざっくり言ってしまえば下記に集約されます。
いろいろ経験してきて今だから、ここから夢を見続けられるほど若くない、かといってもう諦めて過ごすにはまだ若すぎる。そんな葛藤と苦悩が40代にはある、だから幸福度は低いのだ。ということのようです。
なんかわかる気もします。まだここから一花咲かせたい、でも30代前半までのような勢いがない。悶々とする。しょうがない、くつろごう。ということで、僕は「くつろぎを世界に」、というステキなキャッチコピーの大義名分を掲げ、そのためには自分がくつろがないとね、という正当化をしながら日々を過ごしています。そのためか、ハピネスカーブはそこまで下がってない。
でももっとハピネスになるヒントがあるのでは、、、?という浅はかな考えから手に取った本です、「ハピネスカーブ」
ふむふむ。・・・・でしょうね、想定内です。
人間関係が大事ということですね、「カモのネギには毒がある」のマルチ商法の吉野代表も言ってますね。やっぱり正しいんだ。
今の日本では、社会からのサポートが弱い感じですね。自助をもっと、とか言われるし。信頼できる社会ネットワーク、というのが今の日本では大事なものなのでしょう。
社会学者の宮台真司さんの本で、「小さな政府」+「大きな社会」がこれから目指すべき道だ、というようなのがありましたが、この大きな社会を作っていくためには、まずは自立した個人や自立した共同体を作っていくことが必要だ、と。
また、寛大な心とは「寛ぐ(くつろぐ)」ことで生まれてくるものなので、やはりこのクツロギストという生き方は重要ですね。いつも自分の心にくつろぎを。
知恵が大事だ、という内容ですが、しっかり自分で考えて、自分のことも客観的に見て、このVUCAの時代に適応していこう、そんな感じでしょうか。
なるほど。
まずは自分が賢者になり、その振る舞いをすることで、周りの人にも良い影響を与え、そして良い社会になる、スタートはまずは自分ですね。
日々の新聞を見ると、同年代がもう大企業の社長であったり、めちゃくちゃ充実して働いているような姿も見てしまいます。比べたらダメですね。わかっちゃいるけど比べちゃう、これもまた人間の本性なのでしょうが、、、
これわかるなー。。。世界にはもっと恵まれていない人たちがいて、日本に住んでいる我々は本当に恵まれた環境に住んでいる。なのに、そこで幸せを感じられないのって、自分に問題があるのでは、、、と。
この本では、50代以降は幸せになってくるから心配すんな。40代で幸せを感じられていないのはお前だけじゃないよ、安心しな。ということを言ってくれます。
ふう、ととりあえずは安心したものの、やはり働き盛りのこの年代でクツロギストを目指している時点で漠然とした不安は感じてしまいます。
その不安を解消するために、日々自由に生きているであろう猫からの学びなどを取り入れたり、、、と。今日も頑張ってくつろごうとしています。