仕事を「賃労働」と「それ以外」で考えてみる
仕事とは何か?
・単にお金を稼ぐ手段である。
・自分を成長させるものである。
・社会の一員としての義務である。
・自分のアイデンティティの1つである。
・自己実現の1つの方法である。
・好きな活動である。
・我慢しながらその対価としてお金をもらうものである。
人によって、定義も違っていれば、考え方も違っているものだと思いますが、「仕事」とひとくくりにするのではなく、それを「賃労働」と「それ以外」で考えると結構整理できるのではないかなと思います。
賃労働は「自分の時間(生命エネルギー)を提供してその対価として報酬を受け取る労働」です。
それ以外は、「賃労働以外で報酬を受け取るものもあれば受け取らないものもある」という感じでしょうか。
報酬を受け取れば仕事で、報酬がない活動は余暇とか趣味とか、ですか。
賃労働なのかそうじゃないのかは、報酬がないなら絶対やらないのが賃労働で、報酬がなくてもやるかも?(社会のためとか、好きとか)と思えるのが、それ以外の仕事とします。
最近は、ワークライフバランスとかじゃなく、ワークアズライフのように仕事と自分の人生を切り離さないような言葉も多いですね。
もちろん理想は、好きなことをやっていて、それで十分な報酬を得られることですが、それをできているような強い人は僅かで、多くの人はそういった人に憧れながら目指しながらなかなかうまくいかない、そもそも好きなこともわからないというのが多いのではないかと思います。
「働かずにたらふく食べたい」「仕事がイヤな人のための本」といった本を読み、幸福論なんかの本や東洋思想の本も好きですが、こういったところでの「働きたくない」は基本的に「賃労働」はしたくない、というようなことなので、「仕事」とひとくくりにしてしまうと、じゃあ仕事をやめてだらだら生活を送るのか、みたいなのになっちゃいますが、そうじゃなくてイヤな「賃労働」はしたくない、でも活動としての仕事はやりたい。そんな人が多いんじゃないかと思います。
「やりがい」「働きがい」「自己成長」という綺麗な言葉での仕事は多いですし、実際その通りなら言うことなしです。
でもちょっとでも疑問があるのなら、それは「賃労働」に当たるのか?もしそうだとしたら、最小の労力で最大限の報酬をもらう方法は何か?とか、賃労働をやめるにはどうしたら良いか?といったことを考えるのは良いのでは?と感じます。
会社員でも、仕事は上司や会社から与えられるもの、という意識の人は賃労働をしていて、仕事は自分で作るもの、会社を使いながら自分の仕事をしている、と感じている人は賃労働じゃないので、全然大丈夫だと思います。前者の受け身のままで40代とか突入すると感覚的には結構厳しいんじゃ、、、と。
30代半ばぐらいからは、自分のキャリアや生き方、人生なども少しずつ見えてきたりすると思いますが、もしその段階でも自分の仕事は100%賃労働でしかない、と思うようであれば、そこを脱するためにより報酬の高い仕事を目指したり投資や複業なども考えつつできるだけ早く賃労働を脱するようにした方が良いのではないかと感じます。
仕事にやりがいを感じていたり、満足している場合はそのまま邁進すれば良いかと思いますが、30代後半以降でも100%賃労働と感じ、さらに仕事が嫌だと感じるのであれば、まずはそれを脱するために何をすれば良いのか(転職?複業?投資?資格?スキル?)を考えてみるのが良いのではないかと思います。
たぶん、賃労働をしている人は残念ながら搾取されやすく、会社も守ってはくれず、AI進化やグローバル化で競争は激しくなり厳しい状況にもっと陥りやすいとは思うので、考えながら自分を変えていった方が良いと感じます。
一方で、一発逆転の仮想通貨系はギャンブル性も高く、投資詐欺みたいなのも多く引っ掛かりやすいのもそういった人たちなのだとも思います。。
月利○%!なんて詐欺だし、簡単に儲かる話が簡単に回ってくるわけないのに、万が一、、、とか都合よく解釈しちゃうんでしょうか。。
働かずに(賃労働をせずに)たらふく食べたい。
そして余暇や趣味との境界があいまいな仕事をしていきたい。
そのためには自分で考えること、くつろぐための努力が大事ですね。