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『NeoDimension 』1st impression

なんで、今、この曲…〈マイダメ〉だったのかなぁ、と思ってました。

いろいろ理由はあると思うんですよ。
去年のLIVEで「もう演らないかも」と仰ってたり、「イントロのリフは静寂の響きごと一緒に感じてね」とも。音楽の受け止め方は人それぞれ、千差万別だとしても、
Musician・DEANFUJIOKAとして最初に世に出した曲が、それからずいぶん時間が経って、ご本人にとってもそのままの形では扱いにくくなってしまってる、のかなとか。「音数が多すぎる」とも仰ってましたね、確か。

「意志表明、自己紹介の曲」。
Musician・DEANFUJIOKAの名刺代わり。
その曲をrearrangeして「改めて、今の自分の意志表明、自己紹介」とする。
12年経った、今の自分に相応しく、今の自分が歌えるように。
新しく、名刺、作り直すんじゃなくて。

うん。作り直すんじゃないんだ。
この曲はやっぱりMusician・DEANFUJIOKAの名刺で、そのことは変わってない。
ただ、12年間のいろんな〈変化〉をちゃんと名刺に載せないとね。ここまでやってきて、最初のまんまじゃないから、さ。
そんな感じだったのかな。

初めから「マイダメ」はアコギの音が印象的な曲でした。イントロのリフ。サビの雄叫びのように掻き鳴らされるストローク。
そのアコギが生まれ変わって、ひたすらに爪弾かれています。イントロから、ずっとアルペジオ。
スパニッシュな色合い、静かに、でも熱量高く。

そう、その静かな熱量が、いちばんの印象です。
元曲のイントロ後すぐにあった「La La La」は姿を消し、曲中で声高に歌われることはなく。
“My dimension’s just begun, make your choice and let your voice out, now”
叩きつけるようにlistenerの意思を問いかけた声も
、ほとんど囁きかけるよう。
なのに、伝わってくる熱さは元曲と変わらない、いえ、わたしにはそれ以上に感じられました。

なんだろう、これ。なんだろう。
元曲の持つ魅力、熱い想いをストレートに表に出すことなく洗練された音づくりの中に収めて、
でもほんの少しだけ泥くささ、荒っぽさも匂わせて。
12年経ってオトナになった、21st Century Boy ?

…でもなんだか、そうじゃない、気もしてます。
この曲について皆さんが仰ってた「色気」とか「エモさ」とか、そういうatmosphere。
…それって、ひょっとして、『照れ隠し』、なんじゃないの、かなって。
オトナになっても変わらない、変わることのなかった21st Century Boy の。

1st impressionとしては、こんなところです。
まだ他に思うところもありますけど、それはまた改めて。

あ、最後にひとつだけ。
Deanさんがエモ・ディメオラこと佐田慎介さんのギターと出会わなければ、この曲はなかったろうなと思ってます。佐田さんに感謝。

8/19 digital release。
当日の配信で、この曲についてのお話、してくださいますよねきっと。いろいろ聞かせてもらうのをとっても、とっても楽しみにしております♫

#NeoDimension #NDM
#MyDimension
#21stCenturyBoy上等

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