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round and round of Baskervilles

撮影の目撃情報やら御本人のSNSやらで、それとなく実現してるらしいことは伝わってきてたけど、公式アナウンスが出るまでは100%は信じないつもりでいました。期待外れになるのがこれほど怖いと思ってしまってる、この作品だけは他とは違う、こんなに大事に抱きしめてたんだなわたし、とか。
それだけに、3/17当日は嬉しいというより安堵した、というか。身体から力が抜けて、言葉にならず。SHJWが帰ってくる、また逢えるんだという実感になるまでずいぶん時間がかかりました。

まずなによりも驚いたのがタイトル。
「バスカヴィル家の犬 シャーロック 劇場版」
…え?アントールドじゃない!堂々、正典!!
原作の長編の中でも最高傑作だと言われる作品の、しかも、それをそのままメインタイトルに!
「シャーロック 劇場版 〜バスカヴィル家の犬」じゃないんですよ。「バスカヴィル家の犬」がメインタイトルなんですよ!この超有名なタイトルが人に呼び起こすイメージ。正典を読んだことのある人だって世界中にどれだけいるか…そんな“先入観”に丸ごとぶつかろうって言うの?
令和の東京でアントールドストーリーを描いたドラマから生まれた獅子雄さんとわかみーちゃん、2人のいた世界観を今度は正典に持ってくる。真っ向から看板にタイトル掲げて。
チャレンジしたんだ、と思いました。
ドラマが終わってからも続編を待ち望む声はずっと絶えずにあって、それが映画化に繋がったのは間違いない事実だろうけど、それだけじゃない。その声に応えるだけじゃなく、もう一歩先を行く。ドラマの最後で再会し、もう一度バディを組む2人が最初に挑む事件は、わたし達が待っていた以上に難易度の高い、けれどその分魅力のあるものになるんだとも。

ラジオでBOSSも仰ってました。
『ドラマとは設定が違う部分があって…獅子雄といえばこれでしょみたいなのが、違う形で映画の中では描かれてる』
おお!海に落ちて姿を消して、3年経って帰ってきたのはNeo獅子雄さん!『見た目も全然違う』のは解禁情報で拝見しましたけど、あとはどの辺が違ってるのかな。もう「開けた扉も開いてた扉も決して閉めない」とか「すぐ机に座る」とかやらないのかな。それにわかみーちゃんが驚いたりするのかな。
〈わたし達の知ってる獅子雄さんとわかみーちゃん〉に対する期待なんて、きっと斜め上から飛び越して、もっともっと魅力的な2人を見せてもらえるんだろうな…と思ってるのは、脚本も西谷監督(=東山狭氏)だと知ってるからです。
大大大好きな、ドラマ「シャーロック」の第7話。あの「“スマトラの大鼠”を鼠小僧に引っ張ってくる」大技を見事に決めてみせた西谷監督が、獅子雄さんとわかみーちゃんに用意する「バスカヴィル家の犬」ってどんなだろう…?原作はミステリよりはスリラーに寄ってる印象(個人的にはだいぶホラーだと思ってます)で、監督ご自身は「ヘビー&ホップな世界」とコメントしておられるけど、それって…瀬戸内海のとある島が舞台と聞いてさらに膨らむイメージはやっぱり「獄門島」…いえ、もちろん違いますよねそうじゃないんだ、だけど、うわもう!ねえ勝手にどんどんアタマん中で転がっていくんですよ止められないんですなんとかしてください!

…ん、んん。とにかく、ね。
監督さんのコメントがカッコ良すぎました。
『昨日まで(TVドラマ)のことは忘れてくれ、新たなストーリーが始まる。』
これ、主演のお二人に向けてだけじゃないですよね、待ってたわたし達にもそう仰ってますよね。
承知しました。昨日までのことは(忘れるのは無理な相談ですので)置いておきます。
3年後の再出発に相応しい大きな事件、それまでの彼らとその渦中の彼ら、そしてそこからの彼ら。
待ち続けた気持ちをすべて受け止め溶かしてくれる物語を、とびきり上等の2人をスクリーンに映してみせてもらえますように。めちゃくちゃ、めちゃくちゃ楽しみにしています。

あ、バイオリン!忘れてた!
バイオリンタイムの代わりって、なんかある?
今度の獅子雄さんはなんでもって集中するんだろう?…また転がるネタが増えました。

#シャーロック
#バスカヴィル家の犬 #シャーロック劇場版
#多分1年先なんてあっという間
#でもやっぱり待ち遠しい

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