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明日の夜行バスで京都に行こう7(鞍馬寺行きのバス、カメラがない)

こんにちは、こんばんわ。aoi kawaです。

電車のエアコンと塩分タブレットとポカリで何とか軽度の熱中症から回復し、国際会館駅から鞍馬寺行きのバスに乗り込んだ私。

ここまで来ても、なお下記の4点が心配でした。

・鞍馬のバス停から鞍馬寺までのロープウェイの運行時間
・鞍馬寺から貴船神社に行くまでの山の中の明るさ
・貴船神社が閉まる前に辿り着けるか
・貴船神社から叡山電鉄の駅までのバスの運行時間に間に合うか

調べてみると祭事の季節が幸いして、7月上旬は貴船神社は夜間拝観をしており、バスもそれに合わせて通常よりも遅くまで運行しているとのこと。
ロープウェイの時間も何とかなりそう。

そうなってくると後は山の中の日照時間だけが心配。

正直、鞍馬寺から一度降りてきてバスや叡山電車で貴船に行くのが安全なのですが、私は鞍馬寺から続く山中の山道でぽつりぽつりと佇むお堂などを巡るのが好きで、諦められませんでした。

ひとまず到着してから空の様子をみて決めようと思っていると、いつの間にかバスに乗っているのは私ひとり。

車窓から見える景色も民家が減って来て、自然に飲み込まれていく。
緑に高揚しつつ、降りるバス停が少し自信がなかったので、後ろの方の座席から前に移動して降りることに集中しました。

そして無事に鞍馬到着。

お土産屋さん並ぶ通りから見える楼門は何度見ても興奮します。
いつみてもかっこいいわ~とカメラを取り出そうとリュックを下ろすと、ここであることに気が付く。

カメラがない。

そうです。ここでもです。

しかもカメラです。

ここに来るまで、腹の調子と時間のことで頭がいっぱいでカメラの記憶が全く無く、、。

ただでさえ時間もないし、一旦忘れて観光してから落し物を問い合わせようかとも思ったのですが、写真を撮りたいよ~とまた泣きべそ小僧が大立ち回りをしはじめました。

色々と記憶を辿ってみると、一番怪しそうなのはバスの座席を移動したとき。
それか長らくお世話になった国際会館駅のトイレ、、。

今日来た道をまた戻るのはあまりにも時間のロスだし、何よりバスももう行ってしまった、、。
最悪、鞍馬周辺の観光を明日にするしかない。

その時、絶望の底にいた落し物名人の私、ピンと来たんです。

私が乗っていたバス、ここに戻ってくるかもしれないと。

というのも、私が降りた鞍馬というバス停は終点である鞍馬温泉というバス停の2つほど手前にありました。

そして、道を渡って国際会館に戻るバス停の時刻表を見ると20分後に来ることになっている。
これはつまりさっきのバスが終点で折り返してくるのではないか?

まずバスの確認が先だと思い、急いでバス会社さんに電話。

するとバス会社が違うとのことでご丁寧に正しい連絡先を教えて頂きました。

もう本当とんちんかんでごめんなさい。
京都バスと京都市バスは別会社。心に刻む。

正しい連絡先で窓口の女性に確認していただいたところ、終点で運転手さんがカメラを保護して下さっていることが判明しました。

そしてやはり20分後に下りでやって来るバスが私が乗ってきたバスであるとのことだったので、そのまま待機して受け取らせていただくことになりました。

私が降車するときに不安げにしていたこともあり、運転手さんも顔を覚えていてくださったようで、「大切なものだからね」といって大事そうに鞄から取り出して手渡してくださりました。

運行スケジュールを邪魔できないので手短にしかお礼は伝えられませんでしたが、本当に感謝でいっぱいです。

さぁ、すでに時は15時半。

ここからでも絶対に楽しんでやると、私の逆襲が始まります。
(全部自分のせいだけどな)

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