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N's YARD(2022.9.20)

パフィンが見たかったのよね。笹倉慎介さんのレーベルが『PUFFIN RECORD』と知ってからずっと気になっている鳥1位で、この間伊豆大島に行ったときに、なんとなくそんな会話になった。それで調べてたら、なんと那須どうぶつ王国なら、日本でもパフィンが見れると!栃木出張が決まっていたので、よし、前乗りしてパフィンを見よう。そんな感じでお友達を軽率に巻き込んだのだけども。


当日、私、目が覚めなくて…。自分が提案した時間から3時間以上お友達を待たせてしまい、もう情けない申し訳ないで言葉も出ない… しかも前日、夜22時くらいに寝たのに、目が覚めるのが11時過ぎって… 落ち込み平謝り状態でどこ行くか新幹線で調べていたけど、あまりピンとくる場所はないし、祝日だし月曜だし、なぜか改装中とかで公立施設は軒並み閉まっていて、私の遅刻のせいで那須どうぶつ王国も間に合わない。お友達はどこまでパフィン見たかったか正直分からないけど、個人的にはもう行く意味ないくらい凹んでいて、でもそんな表情出したらせっかく来てくれたお友達に申し訳なく、せめて楽しい選択肢を何か見つけなきゃ…と内心かなり焦りながらGoogle Map探してたら出てきた『N's YARD』

N's YARD

栃木県那須塩原にある奈良美智さんのアトリエみたいな館とのことで、私立だしやってる!ちょっと遠いけど、正直ドライブがしたかったので、遠い方が嬉しかった、行こう。と思って辿り着いたけど、存在すらしらなかったのに、行ってみると「このためだけに来たのでもよかった!」と思えるほどとっても素晴らしい時間でした。

小雨の中で急いで入ってさくっと見たのだけど、その中でも色んな心動かされる作品があって、あぁ、心に色がついているのがそのまま視覚化されてるみたいな、素敵な作品だと思ったり、子どもの頃って目がキラキラしているのに憧れてたなーとか、ラインストーンとかビーズとか、とにかくキラキラしてるものが好きだったなーとか、思い出したり。

これのポスターを、将来おうちに飾りたい〜
プリキュアみたいでかわいい…!子どもが描いた絵も一緒に飾られていて、それを立体にしたのかしら。こけしを見て、近所のこけしすきのお友達のことを思い出した


奈良美智さんの作品はもちろん、奈良さんがコレクションしている作品もいくつか展示がされていて、気になったのがこちらでした。

谷口正造さんの『high school student』と『BABY BABY』

優しそうな動物とちょっと怖い世界観(タランティーノの『デスプルーフ』想像した…)がとっても気になって引っかかってたのだけど、後で谷口さんの作品をネットで調べていたら、去年フライヤーが気になって画像を保存していた吉祥寺キチムさんのフライヤーイラストを描いている方だった。なんと… 音楽の香りがする、作品が好きだなぁ…音楽が好きな方なのかな。

これ↑ キチムさんで個展もされていたのね、作品もっと見てみたいなぁ


気持ちが惹かれるものについて行くと、予想外のところで繋がっていることが多くて、それが嬉しい。

思い出したのは、高校の時に毎日一緒にいたとても親しかった友人の家に、奈良美智さんの絵が飾ってあったこと。今思えば彼女がカラオケで吉澤嘉代子を歌っていてすきになったし、東京事変を教えてもらったし、一緒にビレバンに行ったのもとても楽しかったな。今回一緒に行ったお友達の、高校時代のお友達の家にも奈良美智さんの絵があったらしい。そんな偶然あるかな。笑 「友達の家に奈良美智さんの絵がある」人同士で、仲良しなのかな。ニッチな似たものどうし〜。でもショップでポスターを見て「将来こどもができたらこんな絵を家に飾りたいな」と思ってしまったので、結局そういうことなのだね。

お土産に、マッチ箱を3つと、缶バッジを買っちゃった。マッチ、ぎっしりつまってるのかわいい。バッジどこにつけよう。

観光地はどこも17時くらいに閉まるので、その後もうどこにもいけず、一度車に戻ったもののもう一度N's YARDに戻って、カフェでお茶した。「コースター持って帰ってくださいね」の圧が強くて、普通に使いたかったけどなんだか使えなかった。

他のところに行くのを諦めたおかげで庭を散歩できて、彫刻をみれてとてもよかった(写真を撮り忘れた!)野ざらしなので、十年後とかに来たら周りの植物たちが這って緑になってるのでは?とか思ったけど、駆除するのかな。全然違う姿、見てみたいな〜。

奈良美智さんの絵には色んなところで触れていたみたいで、青森県立美術館でもたくさん見たんだよね。そう、青森県立美術館には家に奈良美智さんの絵があった友達と行こうとしていた。けど一緒に行けなくて、その後別のお友達と見たんだったな。アラバキのビジュアルも奈良美智さんだったな。あの時のアラバキに一緒に行った人たちはもう疎遠になってる…当時は年越しも一緒にするくらいとても親しかった2人なのに。一度親しくなりすぎると、ずっとそうではいれなくなってしまうかもしれないの、悲しいけど仕方ないのかなぁ。 奈良美智さんはbloodthirsty butchersのジャケットも描いていると一緒に行ったお友達が教えてくれて、そうだ、スペシャでブッチャーズの特集やってた時に、見た!と思い出したりした。帰ってきてから、ドキュメンタリー見ちゃった。

色々思い出したり、気付いたり、そういうのが楽しいから旅先で見てまわるのはとても楽しい!すきな子がついてきてくれると、何を感じているのかとか聞いたり、お話しできるから尚更楽しいね。とっても楽しかったな。タンバリンに絵が描いてあったの、うちの家のナカムラミサキさんの大好きな作品を思い出してちょっと家が恋しくなった。

またどこか行きたいね〜



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