脳梗塞になりました/1.発症
2月下旬から3月5日まで大きなフェスティバルのためホテル滞在。毎日劇場公演を観る充実した2週間を過ごし、6日帰宅。7日も新作オペラの記者会見に出かけるなど普通に過ごして、8日朝。7時過ぎだろうか、いつものように目覚め、ベッドの中でメールチェックを終え、しばしゲームで遊んでいたところ、あれ、左手が携帯を支えられない。力が入らないのです。あれおかしいな、変な体勢で寝たせいなのかな、と思いつつ洗面しようと洗面所へ。が、顔を洗うための水が汲めない。いや、これはやっぱりやばい、と旦那にも声をかけ救急車を呼ぶ。8時47分と発信履歴が残ってた。番号が瞬時に思い出せず、旦那に聞いて自分で電話。喋るのもうまくいかない感じがして旦那に代わってもらうが、私の身分証番号などを覚えていない(私だって旦那の番号は言えない)ので結局自分で話す。折り返し電話が8時53分に来て確認後、救急車到着。お医者さんも含む4人で、症状を確認し、総合病院に搬送GA決定され、搬送用の救急車を待つ。その間、私は仕事のメールなど送る。自前でksつ圧測定したら182の86とかつてないほど高く、数字を見てくらっとする。つまり頭は正常に稼働。歩けるし、エレベーターもあるので下まで歩いて行こうとするが、止められ、椅子に固定され階段で運ばれる。救急車に乗り、中でCOVID検査、血液検査をし、車が動き出す。かなり揺れる。病院到着。問診しつつCTへ。出血は脳にも首にもないということで、救急の観察室へと移動。大部屋で多分30台くらいのベッドがあり、看護婦黙りみたいなのが真ん中にある。そのまんまえに私が乗ったベッドは到着。来てた服を脱がされ病院の寝巻きを着せられ、右腕に点滴。左うでに自動血圧計、指にはオキシメーター。腰にはおむつ。え?
ふらっとはしてたけどずっと意識はハッキリしてるんですが。とにかく絶対安静で立ってもいけないということで、だった様ですが、結構ショック。おむつにするのが嫌ならおまるでもいいよ、とは言われたけど。食事はもちろん、水も禁止され、かといって熱がある時のようにこんこんと眠れるわけでもなく、ひたすらベッドで悶々。検査で出血なかったという時点で帰れるかと思ったのに。お医者さんが来て手足の動きやしやを確認し、ここに一泊と告げられ涙。看護婦さんは病棟じゃなくてここに止まるということは明日にも退院よ、と励ましてはくれるけど。
救急付属の部屋となのですが19時半には面会可能ということでほぼ全てのベッドに家族が訪れたり、また部屋は一晩中明るく、隣のベッドのお婆さんの高いびきや看護婦さんたちの会話(柔軟剤は何がおすすめか)やらもよく聞こえ、時に「心停止」との声で殺気だったりするのもリアルに感じ、ベッドからは動けないというものの休めた感じはあまりなく夜を過ごし朝。今度こそ退院と言われるだろうとおもったサイドの診察で、病棟へ移動を言い渡されまた涙。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?